Banned In New York/Greg Osby
グレッグ・オズビーのリーダー作。これはライヴですが、客席からMDで一発録りだそうで、音的には割と良いんですが、そういう海賊盤的なサウンドも出ているんじゃないかと思います。シンプルなワン・ホーン・クァルテットで、曲も長いし、ジャズメン・オリジナルの割合も高めて、彼を極めてみたい人にはいいアルバムなんじゃないかなあ、と思います。それにしても当時はこの分かりにくいフレーズのサックスにどれだけ魅了されていたことか。結局その後怒涛のようなCD購入をしていて、奥に忘れ去られてしまったのですが。彼のブルーノート作品はストリーミングでも全作聴けるので、時々思い出したように聴いてみよう。
Banned In New York/Greg Osby(As)(Blue Note)(輸入盤) - Released 1998. Jason Moran(P), Atsushi Osada(B), Rodney Green(Ds) - 1. 13th Floor 2. Pent Up House 3. I Didn't Know About You 4. Big Foot 5. Big Foot (Excerpt) 6. 52nd Street Theme
(99/01/23)何と客席からMDで一発録りという海賊盤と同じ録音手法だそうです。ただし、音はそこそこですが良い方か。 こういう遊び(?)がかえってライヴならではの臨場感を生むかもしれません。オリジナルは1曲目のみ。あとはセロニアス・モンクやチャーリー・パーカー、ソニー・ロリンズなどの有名な曲を取り上げていますが、テーマを流用しただけのようなサウンドで、グレッグ・オズビー独自の世界を築き上げてしまっています。ワン・ホーン・クァルテットなので、サックスの出番は多いです。また、恐るべきことに長尺な1-4曲目が途切れなく続いています。テンポの速い2曲目、バラードの3曲目、テーマだけ原曲に近い4曲目、別テイクの抜粋と思われる短い5曲目、やはり短いけれどインパクトのある6曲目と続きます。
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