Black Book/Greg Osby
グレッグ・オズビーのリーダー作。さらなるラップ/ヒップポップ路線です。ただ、今度のアルバムはベースやドラムスのクレジットもはっきりとしているし、人力のリズムの曲が多いのかなと思わせます。ラップの語りの曲が多くて、これはもうこのアルバムくらいまででいいんじゃないか、とも当時思ってました。確かにマルグリュー・ミラーも参加していて、アコースティック・ピアノを弾いてはいますけど、アルバムとしての個人的興味はあまりなかったと思います。買って1-2度聴いて終わりにしていたような気もしてます。今聴き直しても部分部分ではいいと思うも、全体ではあまり好みではないかな、とも。それでも追いかけはやめませんでしたが。
Black Book/Greg Osby(As, Ss)(Blue Note) - Released 1995. Mulgrew Miller(P), Calvin Jones(B), Bill McClellan(Ds), D.J. Ghetto(Scratches), Sha-Key(Words), Mustafo(Words), Markita Morris(Words), etc. - 1. Pillas 2. Mr. Freeman 3. Rocking Chair 4. Buried Alive 5. Poetry In Motion 6. Black Book 7. Smoke Screen 8. Berwing Poetry 9. Intuition 10. Fade To Black Medley, A)A Brother And A Token, B)In A City Blues, C)Urbanite Kodes 11. Time(Bonus Track)
全10曲がグレッグ・オズビーの作曲または合作。前作のラップ/ヒップポップ路線をさらに押し進めています。それでも数曲(2-3、9曲目)にマルグリュー・ミラーのアコースティックピアノを配するあたり、ブルーノートとしての配慮かも。随所でオズビーのハードコアなフレーズが聴けますが、全体のサウンドは重いヒップポップ路線。ここでも2曲以外はすべてラップが入ります。2、9曲目のみインストルメンタルの曲。2曲目はヒップポップの打ち込みリズムにサックスが乗っかるパターンですが、9曲目はいわゆるミュージシャンによる演奏がうれしい。11曲目のボーナストラックは、ブラックのポップ・ミュージックといった感じ。 ジャズ・ミュージシャンがこぞってこういう路線に行きましたが、私はあまり得意でないアルバム。
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