New Vista/David Liebman Group
デイヴ・リーブマンのリーダー作。このアルバムのアルカディアレーベル、当時スウィングジャーナルで売り出していて、そういう意味では記憶にけっこう残っているのですが、尻切れトンボのように終わってしまって、あまり印象はないですね。彼とブラジル音楽というのも、あまりないとは思うので、そういう意味では面白いのかもしれない。でも彼が吹くと、やはり彼のサックスのサウンドになってしまっていて、やっはりリーダーを聴くアルバムなんだろうな、とは思っています。数ある彼のアルバムの中に埋もれがちではありますが、こういうアルバムもあるということで。久しぶりに聴いたけど、良かったでした。
New Vista/David Liebman(Ss, Ts) Group(Arkadia) - Recorded June 20-23, 1996. Vic Juris(G), Phil Markowitz(Synth, P), Tony Marino(B), Jamey Haddad(Ds, Per), Cafe(Per) - 1. New Vista 2. Estate 3. Real Dreams 4. So Far, So Close 5. Christmas Socks 6. Beauty And The Beast 7. Jungle Glide 8. Zingaro 9. The Gross Man
半分はデイヴ・リーブマンかフィル・マルコヴィッツのオリジナル。ブラジル音楽に深く踏み込んだアルバムということですが、曲によってはそうかなあ、という感じです。ブラジルのエッセンスもけっこう取り入れているデイヴ・リーヴマンの世界と言った方がいいのかも 。1曲目のタイトル曲はノリの良いリズムの上を難しそうなコード進行が展開するオリジナル。静かな曲ではソプラノサックスの音の周りに漂う空気感がいい。そんな2曲目の「エスターテ」は哀愁漂う印象的なメロディ。アントニオ・カルロス・ジョビンの曲が8曲目、安らぐディズニーの曲も 6曲目にあります。曲によっては楽しそうなリズムで弾んでいますが、その上をサックスのフレーズがけっこうシリアスに飛び交っている場面もあったりします。(99年2月24日発売)
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