Tapestry/Bob Belden
グレッグ・オズビーのサイド参加作。とは言うものの彼は6曲目にだけ参加しているのですが。ただ、このアルバム、キャロル・キングの「つづれおり」を曲順もほとんど同じにファンクで再現しているので、興味深いです。このアルバムを買ってから、元のオリジナルのアルバムも買ってみました。そんな魅力があふれる楽曲が多いアルバム。今でも両方大事に持っていますけれどもね。ベルデンとしては比較的シンプルな編成で録音に臨んでいるのも珍しいかも。それが、今までブログで紹介できなかった一因でもあります。オリジナルも、このアルバムも、けっこういいなあと思えるのは元が名作だからですね。
Tapestry/Bob Belden(Ss)(Blue Note) - Recorded April - September, 1997. Tim Hagans(Tp), John Hart(G), Kevin Hays(P), Scott Kinsey(Synth), David Dyson(B), Billy Kilson(Ds), Stefon Harris(Vib), Bluey Maunick(G), Greg Osby(As) - 1. I Feel The Earth Move 2. So Far Away 3. It's Too Late 4. Home Again 5. Beautiful 6. Way Over Yonder 7. Where You Lead 8. You've Got A Friend 9. Will You Still Love Me Tomorrow 10. Smackwater Jack 11. Tapestry 12. You Make Me Feel Like A Natural Woman
ボブ・ベルデンによるキャロル・キングの「つづれおり」(’71年)の全曲フル・カヴァー・アルバム。曲順もほとんど同じなので元のアルバムと聴き比べると面白いかもしれません。 原曲の方はフォークというかポップというか、そんな感じのサウンド。今回は比較的少ないメンバーをやりくりしてアルバムを作っていますが、アレンジも凝っていてどの曲もカッコいいフュージョン・サウンド。特に1曲目のグルーブ感とジョン・ハートのギターは最高。渋めな2曲目、ファンクしている3、8(歌だけの要素ならこの曲が一番好き)、10、12曲目、ベースのテーマがいい5曲目。メロディアスな9曲目、デュオの美しい小品の11曲目 。グレッグ・オズビーは6曲目に参加しています。その曲はホーン3本とエレピによる内省的な小品。
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