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2023/04/24

Symbols Of Light (A Solution)/Greg Osby

Gregsymbolsof グレッグ・オズビーのリーダー作。このアルバムでは弦楽四重奏が入っていますけど、あまりクラシック的にはならずに、いつもの彼のサウンドをそのまま弦に当てはめていったようなサウンドになっています。なので、割とすんなり聴けるかもしれないなあ、と思います。今では彼のようなサックスのフレーズを使うミュージシャン、そんなに珍しくはないのですが、あくまでも独自のフレーズを吹きながら、彼自身のジャズとして組み上げてしまっているのは、当時はすごい、と思ったものです。それに対応している弦楽器(譜面はあるでしょうけども)は、また見事な同一化で、アルバムを聴いていて面白いと思いました。

 

Symbols Of Light (A Solution)/Greg Osby(As, Ss)(blue Note)(輸入盤) - Recorded January 28 and 29, 2001. Jason Moran(P), Scott Colley(B), Marlon Browden(Ds, Per), Marlene Rice-shaw(Vln), Christian Howes(Vln), Judith Insell-stack(Viola), Nioka Workman(Cello) - 1. 3 For Civility 2. Repay In Kind 3. "M" 4. The Keep 5. Golden Sunset 6. This Is Bliss 7. One Room 8. Northbound 9. Wild Is The Wind 10. Social Order 11. Minstrale Again (The Barefoot Tap Dance)

(01/09/16)4曲を除きグレッグ・オズビーのオリジナルで、弦楽四重奏団を従えた演奏。演奏は硬派ですが、耳にはすんなり入ってくる感じ。バップの語法でなくてもここまでできるんだなあ、ということを実感。厳かなまま盛り上がっていく不思議感覚のある1曲目、語法は違えど情感豊かなジャズを感じる2曲目、菊地雅章作曲の浮遊感漂う中を泳ぐサックスの3曲目、旋律転換法的なテーマと アドリブでそのカッコ良さがある4曲目、アンドリュー・ヒル作の幻想的な5曲目、彼流にメロディアスな6曲目、冷めたスピリチュアルと言えるような7曲目、不安がよぎるサウンドで進んでいく8曲目、美しい(?)泣きのフレーズの9曲目、スリルのある演奏の10曲目、ピアノとのデュオで古くて新しいような11曲目。とにかく個性的。

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