Panorama - Live At The Village Vanguard/Jim Hall
グレッグ・オズビーのサイド参加作。2曲のみに参加していますが、この当時はジム・ホールも健在だったんですねえ。特に晩年は、実験的というか、とんがったアルバムを何枚か残していて、その探求心には驚くばかりでした(少し面食らっていたかも)。いちおう当時は追いかけていたので、こういうアルバムも持っているわけですが、ギター・トリオにゲストが加わるという、なかなか興味深い演奏をしています。オズビーの参加する曲は、彼向けのサウンドになっていて、それもなかなか面白いと思う点ですね。まだまだホールのウデも健在だし、こういう冒険があるのが、うれしかったものでした。とはいうものの全体的にはオーソドックスかなあとも。
Panorama - Live At The Village Vanguard/Jim Hall(G)(Telarc) - Recorded December 4-8, 1996. Scott Colley(B), Terry Clerk(Ds), with Guests: Kenny Barron(P), Art Farmer(Flh), Slide Hampton(Tb), Geoff Keezer(P), Greg Osby(As) - 1. Pan-O-Rama 2. Little Blues 3. The Answer Is Yes 4. Entre Nous 5. Furnished Flats 6. Something To Wish For 7. No You Don't 8. Painted Pig 9. Here Comes Jane
ジム・ホールの、大御所なのにライヴでも新しい事を常に目指している姿勢には感動 します。アルバムは全曲オリジナル(正確には3曲目のみジェーン・ホール作)で、各曲ひとりずつゲストを迎えています。ゲストは1(カリプソ風?)、9(ジャズ)曲目がジェフ・キーザー、2曲目がアート・ファーマーでギターにエフェクターをかけてテーマもちょっと実験的な曲、3(おなじみのジャジーな曲)、6(これもジャジー)曲目がケニー・バロン、4(バラード)、7曲目(個性的なテーマですがジャズ)がスライド・ハンプトン。そして、特に5、8曲目に参加のグレッグ・オズビーを迎え、2曲ともテーマからしてグレッグ・オズビー向け。そして我が道を行くソロ。ギターや他のパートも触発されています。 なかなかのマッチングだと思いますが。
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