Soundtrack To Human Motion/Jason Moran
グレッグ・オズビーのサイド参加作。どうやらこの時期はブルーノートつながりでの参加が多いようです。ジェイソン・モランも初期の頃はアルバムを追いかけていました。確かに今までにいなかったようなタイプのピアニストでしたし、彼の作曲も興味深かったというのはあります。何かのサウンドトラックと仮定してのアルバムタイトルなのでは、と思いますが、曲ごとにいろいろな方向性が見えてきて、それで当時は何度も聴いていたんだろうなあ、と思います。モーダルともちょっと違うような気がしているけど、表現力はあるし、やはり個性的だったというしか、一番いい説明方法はないのですけれども。
Soundtrack To Human Motion/Jason Moran(P)(Blue Note) - Recorded August 29 and 30, 1998. Greg Osby(Sax), Stefon Harris(Vib), Lonnie Plaxico(B), Eric Harland(Ds) - 1. Gangsterism On Canvas 2. Snake Stance 3. Le Tomneau De Couperin/States Of Art 4. Still Moving 5. Jamo Meets Samo 6. Kinesics 7. Aquanaut 8. Retrograde 9. Released From Suffering 10. Root Progression
出会って非常に良かったと思うピアニスト、ジェイソン・モランの初リーダーアルバム。 3曲目の前半を除いて、彼のオリジナル。曲によってソロからクインテットまでのさまざまな編成。演奏も非常に個性的ながら曲もほとんどが彼のオリジナルで個性的。はっきりした4ビート系の曲はほとんどありません。1曲目はトータル・サウンドを追求するかと思いきや、2曲目ではけっこうピアノが全開。3-4、9曲目などに渋めの曲を演奏。 3曲目の前半はクラシックのラヴェルの曲。5曲目はトリオでピアノの個性を堪能できます。6曲目はソロ。だんだんと盛り上がりを見せる7曲目、静かに染み込むような10曲目。個人的には絶賛している(つまり個性的?)アルバム。今までにいなかったようなサウンドのピアニストです。(99年11月17日発売)
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