Blue Spirit/The Blue Note All Stars
グレッグ・オズビーのサイド参加作。これで、ホームページでミュージシャン別に追いかけている最後のひとりになりましたが、ちょっと枚数が多めです。このアルバム、ブルーノート・オールスターズという名前からも、この当時のブルーノートのミュージシャンのオールスター編そのものですね。顔ぶれを見ても、なかなかな顔ぶれ、異端なのはオズビーだけで、あとはメインストリーム系のミュージシャンですね。でも彼も、うまく合わせていて不自然さは感じられません。それでも個性は十分出ているとは思いますけれども。もう他のミュージシャンをほとんど紹介し終わったので、そんなに新たなアルバムが出てくることはないのですが、それでもこのアルバムのように出てきますねえ。なかなかいいアルバムです。
Blue Spirit/The Blue Note All Stars(Blue Note) - Recorded January 8-9, 1996. Tim Hegans(Tp), Greg Osby(As), Javon Jackson(Ts), Kevin Hayes(P), Essiet Essiet(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Twist And Out 2. Our Trip 3. Free Hop 4. Next Time Out 5. Think Before You think 6. Thedore 7. Splash 8. Naaman 9. Kae 10. A Caddy For Daddy
これが’96年のブルー・ノート・オールスターズ。ストレートアヘッドなジャズが繰り広げられていますが、新しいサウンドで曲も凝っていて、ほとんどがオリジナルという姿勢がまず、いい。それでいてどの曲もグループとしてのまとまりを見せています。OTBを彷彿とさせますが、彼らはそれよりはベテラン。 メンバーもけっこう鋭い組み合わせ。グレッグ・オスビーのソロは個性的であっても、全体のサウンドにうまくマッチしています。考えてみたら全員が個性的かも。 グレッグ・オズビーも1曲作曲しています。彼のオリジナル(4曲目)は変拍子のようですが、研ぎ澄まされて美しいバラードに仕上がっています。10曲目はボーナストラックで、ハンク・モブレイ作のジャズロック。イケイケで楽しく演奏されています。
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