Rhyme Time (That Fuss Was Us!)/Steve Williamson
スティーヴ・ウィリアムソンのリーダー作。2枚目はさすがにUK版M-BASEという感じの演奏でバリバリ行っていて、これは個人的には彼のアルバムの中では一番好きなアルバム。彼は手持ちの中では参加作も少なくて、グレアム・ヘインズのリーダー作に3枚参加しているのみです。一時期大手のレーベルから出て脚光をあびたけど、その後どうなったか分かりません。調べれば出てくるのかもしれませんけれども。考えてみれば私も’99年になってやっとそれ以前のアルバムを買ったくらいなので。当時はM-BASEのミュージシャンを端から買っていこうとも思ったのですが、当時すでに入手の困難なものもあり、あきらめています。
Rhyme Time (That Fuss Was Us!)/Steve Williamson(Ss, As, Ts, Key)(Verve) - Recorded May 1991. Dave Gilmore(G), Joe Bashorun(P), Michael Mondesir(B), Steve Washington(Ds), Cassandra Wilson(Vo), Dennis Rollins(Tb), Anthony Tidd(P), Mark Mondesir(Ds), Gary Crosby(B), Tony Remy(G) - 1.Sweet Love (Of My Likeness) 2. Rhyme Time 3. Negrology 4. The Rock 5. Hip Rivisited 6. The Running Man 7. Smiley People 8. Miyanda 9. That Fuss Was Us! 10. High Voltage
(99/07/22)UK版M-BASEと言うべきスティーヴ・ウィリアムソンのセカンド・アルバム。作曲者のクレジットがないけれど、プロデューサーも彼自身なので、全曲彼の作曲ではないかと思います。変拍子のファンクの曲が多く、そのまんまM-BASEという感じです。はっきりしてます。1、7曲目にカサンドラ・ ウィルソンも参加して、ギターがデイヴ・ギルモアという事もその要因。その影響を隠さずさらけ出しているところも彼らしいかも。ただし彼はテナーサックスも演奏するので与えるイメージは多少違うかなあ、という気も。2曲目のタイトル曲はスティーヴ・コールマンの影響大。4曲目のバラード(変拍子)はけっこう味があります。急速調で複雑なテーマの5曲目、変幻自在な9曲目、ノリのいい6、10曲目も好み。
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