YaYa 3/Sam Yehel, Joshua Redman, Brian Blade
3者対等のクレジットになっていますが、作曲数からするとサム・ヤエルが中心となるグループと考えていいのかも。ジョシュア・レッドマンはサイド参加ということになりますね。ところが月のアルバムではElasticsとなって、彼がリーダーになるのだから、ちょっと複雑です。ジョシュアがリーダーになった方が売れるとの判断からでしょうか。なんたって今はジャズをやめてしまったけど、安定のワーナーですしね。オルガントリオなんですけど、古臭いコテコテではなくて、洗練されたものを持っています。それでいて、聴きやすいことは聴きやすいという、なかなか興味深いアルバムなんですけれど。当時はここでも「今」を感じたなあ。
YaYa 3/Sam Yehel(Org), Joshua Redman(Ts, Ss), Brian Blade(Ds)(Warner Bros) - Recorded January 2002. - 1. Slow Orbit 2. Switchblade 3. The Spirit Lives On 4. One More Once 5. Hometown 6. Aeolio 7. Two Remember, One Forgets 8. The Scribe 9. Confronting Our Fears
全曲オリジナルで、9曲中、サム・ヤエルが5曲、ジョシュア・レッドマンとブライアン・ブレイドが2曲ずつ提供。ハモンドオルガンを使ったいわゆる標準的なオルガンジャズの形態ですが、泥くさい感じはなくてけっこうスマートです。2曲目のようにかなり緻密なノリでハードにせまってくるものもありますが、比較的リラックスして聴ける曲からノリの良いものまでさまざまです。5曲目はアップテンポでスリリングな感じ。7曲目はボサノヴァで浮遊調のやや哀愁風味のメロディ。メンバーの力量は大したものだと思いますが、それほど革新的かと言われれば、そうでもないような気も。肩の力を多少抜いて演奏している雰囲気ですが、むしろこの方が良いのかも。個人的にはレッドマンの曲(2、7曲目)が好み。(02年6月12日発売)
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