Elastic/Joshua Redman
ジョシュア・レッドマンのリーダー作で、いちおう彼の紹介はこれで一段落。前回紹介したアルバムと同じメンバー(パーカッションは加わってますが)ですが、今度は彼のグループになってしまい、しかもグループ名までついています。このあたりおとなの事情があるのかなと思わせますけど、内容が良ければいいんじゃないの、とも思わせますし。個人的にはほどんどジョシュアが作曲してくれている方が好みの曲になるし、好きなアルバムになっています。それにしても、オルガンジャズのイメージ、完全に超えてますね。オルガンだけではなくてキーボードのクレジットもあるので、よりスマートなサウンドの曲もありますし。
Elastic/Joshua Redman(Ts)(Warner Bros) - Recorded March 2002. Sam Yahel(Org, Key), Brian Blade(Ds), Bashiri Johnson(Per) - 1. Molten Soul 2. Jazz Crimes 3. The Long Way Home 4. Oumou 5. Still Pushin' That Rock 6. Can A Good Thing Last Forever? 7. Boogielastic 8. Unknowing 9. News From The Front 10. Letting Go 11. The Birthday Song (Intro) 12. The Birthday Song
このメンバーでは2作目ですが、3者対等のクレジットだった前作に比べ、今回はジョシュア・レッドマンのリーダー作で、曲もサム・ヤエル作の4曲目を除いてすべて彼の作曲です。曲はけっこう練られていて、凝っている曲が多いようです。ビートも8ビートだったり、変拍子の部分もあったりと変幻自在で、4ビートのサウンドやノリに全然こだわっていないのが特徴。サム・ヤエルはオルガンだけではなくてキーボードでもクレジットされていて、スマートでカッコ良いサウンド。フットベース(たぶん)も、軽快なフレーズをたたき出しています。3曲目は比較的ゆったりした曲なのですが、あちこちの仕掛けが絡みあっています。通して聴くとドラマ性がある感じ。 こういうスタイルも、現代ジャズのあるべきひとつの姿かも。(02年9月26日発売)
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