Tones For The 21st Century/Graham Haynes
グレアム・ヘインズのリーダー作に戻ります。このあたりになってくると、シンセサイザーをメインに使ったような一人多重録音的なサウンドになってきます。当時は興味本位で買ってみたものの、さて、どう評価しようか、と迷ったものでした。こういうサウンドも割と好きな方ではありますが、彼が演奏しているとなると、ちょっと自分の興味からは離れていってしまったかなあ、とも思ったものでした。この後もリーダー作で名前を見つけたら買ってはいましたが、なんだか彼もフェードアウトしてしまったようで、最近は追いかけることをやめてしまってます。M-BASE近辺のミュージシャンは、今からするといろいろですね。
Tones For The 21st Century/Graham Haynes(Cor, Flh, Tp, Key)(Antilles)(輸入盤) - Recorded 1996. Steve Neil(African harp), Aaron Lazansky Aka DJ Spazecraft(Spoken Word), Tracie Morris(Spoken Word) - 1. Millennia 2. Nameless River 3. Out Of Phaze/Spirit World 4. Sadguru 5. Simplicity 6. Solo
(00/11/09)タイトルは何だかものものしいですが、基本はシンセサイザーのたゆたうようなサウンドに音を重ね合わせていく一人多重録音に近い世界。ビート感は全然ありません。グレアム・ヘインズ自身のホーンの演奏も控え目。1曲目は、ゆったりと流れるようなサウンドの上を静かに通りすぎて行くナレーション、2曲目はやはり時間を超越した音の上を漂うアフリカン・ハープ、3曲目は16分台の大作で、これまた瞑想的なバックのサウンドにナレーションがかぶさっているというもの。少々退屈かも。4曲目はインド音楽のようなバックにのっかるホーン、5曲目は雄大な(?)シンセサイザーのソロ。6曲目はソロの演奏にエコーをかけて効果を出していますが...。これもヒーリング系?
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