Passage Of Time/Joshua Redman
ジョシュア・レッドマンのリーダー作。同じメンバーでの2枚目。今から20年以上前のアルバムですけど、当時としては私はこういうサウンドを現代ジャズとして考えていたみたいです。今では最前線のジャズはほとんど聞いてないですが、その頃から現代ジャズのイメージはアップデートはあまりされてません。ただ説明文でも書いてある通り、思索的な部分が目立ってきて、売れそうな感じもする反面、聴く人を選ぶんじゃないのかなあ、という不安も今聴き直すと感じます。今聴いても、サックスのフレーズ、テクニック等、あるいはグループサウンド等、卓越したものを持っているなあ、と思います。
Passage Of Time/Joshua Redman(Ts)(Warner Bros) - Recorded June 2000. Aaron Goldberg(P), Reuben Rogers(B), Gregory Hutchinson(Ds) - 1. Before 2. Free Speech, Phase 1- Declaration 3. Free Speech 2- Discussion 4. Our Minuet 5. Bronze 6. Time 7. Enemies Within 8. After
このメンバーでの2作目で、グループとしてのまとまりは強固になってきた感じがします。私が個人的に考える(言わば) 現代ジャズのサウンド。ただし、熱い演奏があってもやや思索的に響く部分が多いのは、熟成なのか、それとも演奏が難しくなってきたのか判断が分かれるところ。全体を通して録音してしまったそうで、しかもテナーサックスだけで勝負していて、そういう意味では全体の統一感があるような気がします。1曲目の導入部、6曲目の慈しむようなメロディや、7曲目の盛り上がりなど見どころは多いですが、もう少しガツンとくる派手なメロディなどがあっても良いかもしれません。通して聴くアルバムだと思いますが、たぶん聴いてみた評価は分かれそう。しかし、聴けば聴くほど奥が深そうです。(01年4月11日発売)
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