Hangin' In The City/Randy Brecker
ランディ・ブレッカーのリーダー作へ。これ以前の、例えばブレッカー・ブラザースの時期などと比べてリラックスした曲もあるアルバムとなってますが、ヴォーカル曲や打ち込みなど、何となく時代も感じさせて、こういう時もあったんだなあと思います。それでもバックのメンバーは豪華な顔ぶれがそろってますし、演奏自体はけっこう鋭い場面も時々ありますが。彼の演奏の範囲を広げてみせたという点では、こういうアルバムもあってもいいかと思いますけど、BGMにかけておくアルバムとしても、まあいいかなあ、とは思います。ハードな曲ももちろんいいのですが、曲ごとのギャップの差がありますね。
Hangin' In The City/Randy Brecker(Tp, Flh, Vo)(Victor) - Released 2001. Michael Brecker(Ts), George Whitty(Key, Prog), Hiram Bullock(G, Back Vo), Adam Rogers(G), Dean Brown(G), Joe Caro(G), Chris Minh Doky(B), Will Lee(B, Back Vo), Richard Bona(B), Joe Locke(Vib), Don Alias(Per), Mike Harvey(Back Vo), Katreese Barnes(Back Vo) - 1. Overture 2. Wayne Out 3. Hangoin' In The City 4. I Talk To The Trees 5. Down For The Count 6. Pastoral (To Jaco) 7. Then I Came 2 My Senses 8. Seattle 9. Never Tell Her U Love Her 10. I Been Through This Before 11. One Thing Led To Another
全曲ランディ・ブレッカーのオリジナルで、11曲中7曲がヴォーカル入り(しかも作詞作曲はランディ)。全曲Randroidによるリードヴォーカル、とあるのは、あまりウマくないところをみると彼のヴォーカルか。打ち込みのドラム(曲によってはベースも)の曲が多いです。さまざまな曲がありますが、ジャズとかフュージョンとかにこだわらなければ、現代流のカッコ良いサウンドと言えると思います。そういう意味では聴いても損はないかも。個人的に好きなのは2、8曲目のアダム・ロジャースのギター・ソロ。マイケル・ブレッカーは1、3-4、6-7、9曲目に参加。ブレッカー・ブラザースの延長線上とはちょっと違うと思いますが、2人とも良いソロもけっこうあります。さすが。 ただ、やっぱり2人の路線で聴きたいとも思いますが。(01年4月21日発売)
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