34th N Lex/Randy Brecker
ランディ・ブレッカーのリーダー作。ブレッカー兄弟にデヴィッド・サンボーンというのは、以前のブレッカー・ブラザースの再来か、と思わせる内容で、けっこういいと思います。ただ、ドラムスの打ち込みが多いのは当時の流行りなんでしょうね。他にも、メンバーを見ると管楽器とか、ベースとか、なかなかすごいメンバーが集まっていて、当時のサウンドという感じもしますが、けっこういい曲が並んでいますね。ホーンの演奏もいいけど、ファンクとしてのノリもなかなかいいです。やはりジャズやフュージョンの黄金期に作られたアルバムで、けっこうお金がかかっていそうなことが分かります。
34th N Lex/Randy Brecker(Tp, Flh)(Victor) - Released 2003. Michael Brecker(Ts), David Sanborn(As), Ronnie Cuber(Bs), Ada Rovatti(Ts), Fred Wesley(Tb), Michael Davis(Tb), Adam Rogers(G), Chris Taylor(G), Chris Minh Doky(B), Gary Haase(B, Prog), George Whitty(Key, Prog), Clarence Penn(Ds), Zach Danziger(Ds Prog), Makeeba Mooncycle(Voice), J Phoenix(Vo) - 1. 34th N Lex 2. Streeange 3. Shanghigh 4. All 4 Love 5. Let It Go 6. Foregone Conclusion 7. Hula Dula 8. The Fisherman 9. Give It Up 10. Tokyo Freddie 11. The Castle Rocks
4曲目を除いてランディ・ブレッカーのオリジナル。ドラムスの打ち込みが大半を占めるフュージョン・ミュージック(打ち込みでないのは3、6、10曲目のみ)ですが、1、5、7-8曲目はブレッカー兄弟にデヴィッド・サンボーンが加わる鉄壁のフロントで、メカニカルなアンサンブルが聴けるのがうれしい。当然のことながら、ソロも見せ場が多いです。タイトル曲の1曲目はノリノリ系。個人的にはアコースティックで、ジャズファンクの趣を持つような3曲目あたりのサウンドが好みですが、これは全体の一部。モロに打ち込み系だけれど、これはこれで楽しい4曲目。6曲目は浮遊感のあるアンサンブルで、7曲目はラテン・ファンク。10曲目もやや複雑なテーマを持つ純ジャズで、迫力。マイケル・ブレッカーは1、3、5-11曲目に参加。(03年3月12日発売)
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