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2023/03/23

It's Always Now/Ralph Alessi Quartet

2722 ECMの新譜3日目。ラルフ・アレッシは好きなトランぺッターですが、過去にはM-BASE界隈にも出入りしていたと思いました。ECMでも、これまでは、ベースやドラムスに割と名の通った人を使っていたのですが、今回は若手(?)を入れて、彼のグループという感じを強くしています。前半は静かな曲が多めだったのが後半に行くにつれて、ECMにしては賑やかなジャズの曲(4ビートではない)が多くなってきて、本当はこういう曲をもっとやりたかったのではないかなあ、と思います。マンフレート・アイヒャーのプロデュースなので、彼の管理下ではこのあたりまで、というところではないでしょうか。

 

It's Always Now/Ralph Alessi(Tp) Quartet(ECM 2722)(輸入盤) - Recorded June 2021. Florian Weber(P), Banz Oester(B), Gerry Hemingway(Ds) - 1. Hypnagogic 2. Old Baby 3. Migratory Party 4. Residue 5. The Shadow Side 6. It's Always Now 7. Diagonal Lady 8. His Hopes, His Fears, His Tears 9. Everything Mirrors Everything 10. Portion Control 11. Ire 12. Hanging By A Thread 13. Tumbleweed

(23/03/21)1、6、13曲目はFlorian Weberとの共作(たぶん2人のインプロヴィゼーション)で、他は全曲Ralph Alessiの作曲。収録時間は59分。メンバーからすると、前作からリズム隊が変更になっているので彼のメンバーなのかな、と思わせます。少しとっ散らかったような雰囲気(1曲目)ではじまるも、ECM的な耽美的なところがある曲が前半には多く、収録曲が13曲と多いために、3-4分ほどの曲も多め。ピアノとトランペットだけの曲もあり、その曲は割とシンプルに演奏されています。普通のクァルテット編成なのにいろいろ研ぎ澄まされているところが多く、低い温度感のサウンド。4、8-12曲目はかなりジャズになるも、4ビートにならないのはマンフレート・アイヒャーの影響か。11曲目はキメの多いフリーの小品。

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