Doin' It Again/David Liebman Quintet
デイヴ・リーブマンのリーダー作。この時に日野皓正とジョン・スコフィールドが参加していた時代なので、なかなか印象深いものがあります。これはCDが国内盤で出ていたんですね。この時期のジョン・スコも好きだったので、どちらかというとそれで追いかけていた節もあります。当時はエレキ・ベースをアコースティックのベーシストが弾くということもありましたし、そういう面では時代も感じさせますが、やっぱりジャズは’70年代井子だよねえ、と自分の中では(’50-60年代も聴いたうえでですけど)確信に変わってきて、もうこのあたり(’00年)にはそういうアルバムを多く集めるようになりました。
Doin' It Again/David Liebman(Ts, Ss) Quintet(Timeless) - Recorded 1979. Terumasa Hino(Tp, Flh, Per), John Scofield(G), Ron McClure(B), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Doin' It Again 2. Lady 3. Stardust 4. Criff's Vibes
曲によっては(何とロン・マクルーアの)エレキベースだったりして少々時代を感じさせますが、まず、メンバーがスゴいということだけでも許せてしまうアルバム。全体の録音は30分台とやや短め。1曲目は当時のクロスオーヴァーとも言うべき内容なのですが、ホーンやギターのソロが印象に残ります。けっこう渋い。2曲目はやはり渋いアンサンブルのテーマが印象的で、これもけっこうクロスオーヴァー的でビートがグルグルと変わります。3曲目のタイトル曲はスローでメロディアスなスタンダード。こちらは4ビート。4曲目はアップテンポで、けっこう自由度の高いサウンド。最初の方でベースのアルコでのソロが。全体を通してギターの露出度はけっこう高め。 そのギターがジョン・スコフィールドなので聴く価値はあるかも。(00年7月26日発売)
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