Art/Ralph Peterson Quintet
ラルフ・ピーターソンのリーダー作も今日で一段落。このアルバムはアート・ブレイキーに捧げられているようですが、聴いてみると、結局俺が俺がの自分流に叩いているのが分かります。それでもあちこちに尊敬の念はあって、それがこのアルバムにまとまったのかなあ、という感じですね。1曲目だけ、フランク・レイシーとクレイグ・ハンディが参加していて、あとはクインテットの編成です。それにしてもひとくせあるミュージシャンも集まってますね。特にピアノの・ミシェル・ローズウーマンはけっこう好きなピアニストです。こういう特集的なプロデュースも、やはり日本制作だからできたのかなあ、と思います。
Art/Ralph Peterson(Ds) Quintet(Somethin'else) - Recorded March 18-20, 1992. Graham Haynes(Cor), Steve Wilson(Ss, As), Michele Rosewoman(P), Phil Bowler(B), Ku-umba Frank Lacy(Tb), Craig Handy(Ts) - 1. Free For All 2. Sonora 3. Art Of Blackey 4. Central Park West 5. When You Wish Upon A Star 6. Bon Marie 7. I Remember Bu 8. Where It's Come From 9. People Make World Go Round
アート・ブレイキーに捧げられたアルバム。ただし、ラルフ・ピーターソンは自分流にパワフルに叩いています。1曲目はセプテットの演奏で、ジャズ・メッセンジャーズでも演奏されたウェイン・ショーター作の曲。4曲目のジョン・コルトレーンの曲も非常に美しい。あとはクインテット編成。メロディアスなボサノヴァの2曲目、おなじみのファンキーなリズムの、オリジナルの3曲目、意表をついてリハーモナイズされた元気なスタンダードの5曲目、リズミックでメロディアスな6曲目、グッとシットリくるバラードの7曲目、ミシェル・ローズウーマン作の骨太な8曲目。そして9曲目は何とスタイリスティックスの作品。知らなければオリジナルに聞こえます。全体を通してミシェル・ローズウーマンのピアノがスパイシーにキマります。
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