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2023/02/15

Don Byron Plays The Music Of Mickey Katz

Donplaysmickeyドン・バイロンのリーダー作。これをジャズというのかどうかというような出だしから始まりますが、これはこれで、久しぶりに聴くと好きかなあ、と思えます。アルバムを通して聴くとごった煮音楽ではありますけど、こういうアルバムが国内盤として出ていたというのは、いい時期だったんですね。オーケストラっぽいアレンジにスピーキングが混ざる不思議な1曲目からはじまって、16曲目もそんな感じ。コミカルなヴォーカルや「クレズマー・ミュージック、ジャズ、ラテン、タンゴ、ハワイアン音楽その他いろいろな要素」があるので。モダン以前の世界を垣間見た感じですけど。彼のアルバムはかなりストリーミングにあるようなので、聴けるチャンスは大きいです。

 

Don Byron(Cl, Vo) Plays The Music Of Mickey Katz(Elektra Nonesuch) - Released 1993. J.D. Parran(Cl, Bcl, Ss, Fl), Mark Feldman(Vln, Vo), Dave Douglas(Tp, Vo), Josh Roseman(Tb, Vo), Uri Caine(P, Vo), Steve Alcott(B), Richie Schwarz(Ds, Per), Lorin Sklamberg(Vo), Avi Hoffman(Vo), Brandon Ross(G), Jerry Gonzalez(Per), Dan Hovey(Hawaiian G), Jay Berliner(Mandolin), Loretta Malta(Vo), Rosalie Gerut(Vo) - 1. Prologue 2. Grailach Jamboree 3. Haim Afen Range 4. Mamaliege Dance 4. Sweet Asn Gentle 6. Litvak Square Dance 7. C'est Si Bon 8. Trombonik Tanz 9. Bar Mitzvah Special 10. Dreidel Song 11. Seder Dance 12. Paisach In Portugal 13. Berele's Sherele 14. Mechaye War Chant 15. Kiss Of Meyer 16. Epilogue: Tears 17. Wedding Dance

邦題「ウエディング・ダンス」。クレズマー・ミュージック、ジャズ、ラテン、タンゴ、ハワイアン音楽その他いろいろな要素がゴチャマゼに入っています。半分弱ほどの曲はヴォーカリストであってクラリネット奏者だったミッキー・カッツの曲。昔のコメディ的なミュージカル映画で聴いたような、懐かしいサウンド。多くの曲にヴォーカルも入っていて、一気に雰囲気は数十年も昔に引き戻されます。アレンジは古くさくな らないように控え目ながらも手が入っている感じ。そんな中でドン・バイロンの作の1曲目(プロローグ)、16曲目(エピローグ)は荘厳な雰囲気。他の曲は短いけれどもゴキゲン系が多いので、ジャズにこだわらなければ楽しめるとは思います。メンバーもなかなか面白い取り合わせ になっています。

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