You Are #6/Don Byron
ドン・バイロンのリーダー作で、彼を取り上げるのは、今日で一段落。以前にも同じような趣向で6人のミュージシャンが核になって、そこに曲によってゲストが加わるという構成のアルバムが出てます。メンバーの変更も多少ありますけど、まあ、こういうアルバムもこの時期になってくると彼独自の世界ではありますね。ヴォイスが入ったりするところは好みが分かれると思いますが、いろいろな方向性を持った曲を集めてきて1枚のアルバムに仕上げているのは、やはり彼でなければできなかったかも。この後ブルーノートから3枚のアルバムが輸入盤で出てますが、その後の足取りがつかめていません。
You Are #6/Don Byron(Cl, Bcl)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2001. James Zollar(Tp, Flh), Edsel Gomez(P), Leo Traversa(B, Vo), Milton Cardona(Per), Ben Wittman(Ds, Per), Guests: Don Byron Sr.(B), Johnny Almenda(Per), Mauro Pefosco(Per), David Gilmore(G), Robert DeBells(Sax, Fl), J.D. Parran(Fl), Ralph Alessi(Tp), Curtis Fowlkes(Tb), Josh Roseman(Tb), Hector Martignon(Key), Julie Patton(Vo), Gwen Snyder(Vo), Designer(Vo) - 1. Theme From "Hatari" 2. You Are #6 3. Klang 4. B-Setting 5. A Whisper In My Ear 6. Dub-Ya 7. Belmondo's Lip 8. Shake 'Em Up 9. You Are #6.5 10. No Whine 11. Dark Room 12. Belmondo's Lip
(01/11/13)サプタイトルで"More Music For Six Musicians"とあり、6人のミュージシャンとそれぞれの曲でゲストが加わるという構図は、以前の類似タイトルのアルバムと似ています。パーカッションが効いている中を知性的なクラリネットやバスクラリネット、あるいは他の楽器が泳ぎまわっています。曲によってはラテン風味のリズムが加わりますが、彼のクラリネットは思い切ってラテン色、という訳でもなくやや屈折しています。ラテンポップス(8曲目)のような曲やバラード(10曲目)があったりと曲の傾向はマチマチ。全体的には冷めたファンクややラテンノリといったところかも。歌というよりはヴォイスが適宜加わる曲もあって、その色合いは独自のもの。いわゆる4ビートの曲はありません。12曲目はリミックス。
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