Ralph Peterson Presents The Fo'tet
ラルフ・ピーターソンのリーダー作で、やり残しがまだありました。他のミュージシャンを調べていたら、どうもブログアップした記憶にないアルバムが3枚出てきて、それを先にやることにします。他でもけっこうこういうもれがあるような気がします。この「フォテット」というグループ、フロントがクラリネットとヴァイブラフォンで、一時期彼が傾倒していた編成でもありますね。ここではそこに3曲、デヴィッド・マレイとフランク・レイシーが参加して、厚みを持たせた演奏をしています。当時はよく聴いていました。クラリネットのドン・バイロンも当時は好きで追いかけてましたが、最近は名前を聞きません。
Ralph Peterson(Ds) Presents The Fo'tet(Somethin'else) - Recorded December 22-23, 1989. Don Byron(Cl, Bcl), Bryan Carrott(Vib), Melissa Slocum(B), +David Murray(Ts, Bcl), Frank Lasy(Tb, Flh) - 1. Urban Omen 2. Thabo 3. Homecoming (For Lee Morgan) 4. Axis Mundi 5. Ballad For Queen Tiye 6. Miss Lady 7. I Can Dream, Can't I? 8. Confrontation 9. Johnny Come Lately
基本的にクラリネット(曲によりバス・クラ)、ヴァイブラホンとのクァルテットなので、かなり個性的なサウンド。そこに絡んでいく主張の大きいドラムスという構図。2、6、8曲目にデヴィッド・マレイとフランク・レイシーがゲストで参加。多少のアンサンブルはあるにしても、ベテランの味のある、いくらかアグレッシヴな部分もあるソロが展開されています。1曲目から現代モダンジャズ的なクラリネットが炸裂しますが、クラリネットということで希少価値はあるかも。前半6曲目まではラルフ・ピーターソンまたは他のメンバーのオリジナルで、やはりノリやフレーズが現代的。7、9曲目はスタンダードです。結果、一番目立っているのはリーダーのドラムスなので、やはり彼のリーダー作という雰囲気はあります。
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