Ornettology/Ralph Peterson
ラルフ・ピーターソンのリーダー作。なんで彼のアルバムの一部がもれてしまったのか考えてみたら、やはりブログ以前のアルバムコメントだったからなんだなあ、と思います。彼もけっこう早い時期に手をつけたような気が。このアルバムでは完全に4人編成で臨んでますが、やはりフォテットというと、このメンバーの4人編成がいいなあと思います。その後も時折り、メンバーを替えながらフォテットの名前の付いたアルバムを出していきますが、この時期がいちばん好きです。彼のアルバムは日本制作で、そこからブルーノートレーベルに広がっていきました。当時は日本制作もなかなか活躍してましたね。
Ornettology/Ralph Peterson(Ds, Cor)(Somethin'else) - Recorded August 7-9, 1990. Don Byron(Cl, Bcl), Bryan Carrott(Vib), Melissa Slocum(B) - 1. Ornettology 2. The Substance Of Things Hoped For 3. Nemesis 4. Iris 5. Status Flux 6. I Mean You 7. Sneak Attack 8. Congenilaity 9. There Is No Greater Love
同じメンバーでの2枚目で、ここでは完全に4人だけの演奏。個性的な編成とサウンドで、新しい何かが生まれている感じがします。ウエイン・ショーター(4曲目)、セロニアス・モンク(6曲目)、オーネット・コールマン(8曲目)の曲も取り上げています。タイトル曲でオリジナルの1曲目は、オーネット・コールマンに捧げつつも響きはもっと現代的な、スピーティーなスリルのある曲の仕上がり。ボッサなのだろうけれど、不思議な浮遊感のある2曲目。繊細な楽器のフロントながらアップテンポでバランスの良い曲も多く、4曲目のようなスローで落ち着いた曲も印象的です。構築の中に自由奔放なイメージもある5曲目、アップテンポの7曲目。やはりドラムスは独特。ラスト9曲目で彼のコルネットも聴けます。
« Ralph Peterson Presents The Fo'tet | トップページ | Art/Ralph Peterson Quintet »
「音楽」カテゴリの記事
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Strands - Live At The Danish Radio Concert Hall/Palle Mikkelborg/Jakob Bro/Marilyn Mazur(2023.12.05)
- Zartir/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian(2023.12.04)
- 2023年私的ジャズベスト3(2023.11.24)
- Over Here/Jim Rotondi Quintet(2023.11.23)
« Ralph Peterson Presents The Fo'tet | トップページ | Art/Ralph Peterson Quintet »
コメント