共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

« Extra Special Edition/Jack DeJohnette | トップページ | Incognito/Tony Reedus »

2023/01/29

The Standard Bearer/Wallace Roney

Wallacesstanda 再びゲイリー・トーマスのサイド参加作に戻ります。おなじみウォレス・ルーニーのアルバム。当時としては若手で組んだバンドだったのでしょうけど、その後有名になったミュージシャンもいて、けっこう聴きごたえがあります。あえてここではスタンダードをメインに据えて、おなじみの曲が多くてこれを彼ら流に演奏するということで、アドリブでは割とハードな仕上がりの部分もあり、なかなか渋いアルバムになっています。ある意味企画もの的なアルバムだったのですが、こういうアクセントがたまにあってもいいなあ、と改めて今聴いて思いました。割と素直な解釈の曲もあって、その混ざり具合も良かったりします。これまた20数年もアルバムタイトルに誤字があって直しました。

 

The Standard Bearer/Wallace Roney(Tp)(Muse) - Recorded March 3, 1989. Gary Thomas(Ts), Mulgrew Miller(P), Charnett Moffett(B), Cindy Blackman(Ds), Steve Berrios(Per) - 1. The Way You Look Tonight 2. I Didn't Know What Time It Was 3. Don't Blame Me 4. Con Alma 5. Giant Steps 6. When Your Lover Has Gone 7. Loose

邦題「ジャイアント・ステップス」。スタンダードが中心のアルバムで、 オリジナルはなし。比較的若手で固めたメンバーはけっこう強力。歌心あふれるフレーズもけっこうキマリます。1曲目はややテンポが速く、自信たっぷりのクインテットによる演奏。各パートのソロが見事。2曲目でオーソドックスに近いゲイリー・トーマスのテーマといつも風のソロというのが面白い。3曲目のバラードでは抑制が効いてメロディアスなトランペット。4曲目は歌うトランペットとメカニカルなサックスとの対比が。5曲目は迫力もの。聴いてみる価値はあると思います。トランペット、ドラムス、パーカッションのトリオで繰り広げられる7曲目のフリー・インプロヴィゼーションも緊張感があふれます。ゲイリー・トーマスは1-2、4-5曲目に参加。

« Extra Special Edition/Jack DeJohnette | トップページ | Incognito/Tony Reedus »

音楽」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Extra Special Edition/Jack DeJohnette | トップページ | Incognito/Tony Reedus »

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online

アマゾンへのリンク

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト