Earth Walk/Jack DeJohnette's Special Edition
ジャック・ディジョネットのリーダー作。制作は国内レーベルになってますが、内容的には、けっこういいです。当時のことゆえ、収録時間も74分と大サービス。スペシャル・エディションには今までピアノ(シンセサイザー)のミュージシャンを迎えることはなかったはずですが、ここでは、マイケル・ケインが参加していて不思議にバンドサウンドに溶け込んでいます。演奏的にはフュージョン・ファンク的なものからジャズ的なものまであって、このアルバムもブログに今ままでアップされていなかったのが不思議。全体的に見ると、バラバラなようでいて、トータルサウンドでまとまっているのかなと思います。奥の方に入っていて久しぶりに聴きました。
Earth Walk/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds)(Somethin'else) - Recorded June 18-21, 1991. Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl), Michael Cain(P, Synth), Lonnie Plaxico(B), Joan Henry(Synth) - 1. It's Time To Wake Up And Dream 2. Blue 3. Where Or Wayne 4. Priestesses Of The Mist 5. Earth Walk 6. On Golden Beams 7. One On One 8. Lydia 9. Monk's Plumb 10. It's Time To Wake Up And Dream
ピアノが不在だったジャック・ディジョネットのバンドにマイケル・ケインが加入。シンセサイザーも使用してサウンドに広がりが出ています。このアルバムはいわゆるコンセプト・アルバムらしい。1曲目の出だしからピアノの個性的な演奏。テーマは明るい。2曲目はECM盤でも聴いた渋めの曲。エキゾチックなサックスとピアノが印象的な3曲目、やはり神秘的な4曲目、タイトル曲の5曲目は動物の鳴き声が効果的に配されたノリの良い大作。ある種フュージョンのような印象でソロは深い6曲目、インプロヴィゼーション度の高い7曲目、ピアノトリオで厳かに奏でられる再演の8曲目、曲調はアヴァンギャルドでファンクっぽいモンクにトリビュートされた9曲目。そして最初の曲が一部最後(10曲目)で繰り返されて幕を閉じます。
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