A Tale Of 3 Cities, The EP/Steve Coleman and Metrics
今日からまた通常進行です。スティーヴ・コールマンのリーダー作。このアルバムが出ていた時期に輸入盤を発見したと思うので、そんなに遅くなったわけではありませんが、それでも4種類ももう出ているのか、なんてことを思ったものでした。今回のアルバムは、メトリックスでの名義になっているので、ラップと、特にこのアルバムは比較的シンプルなビートによるものです。ただ、興味の範囲とは少し違うアルバムだったかな、という記憶があって、それでもいったん聞いてしまうと何回か繰り返しかけていたような。この時期もバックのミュージシャンにラヴィ・コルトレーンがいたり、興味深い編成ではあります。こういうアルバムも悪くはないなあ、と思います。
A Tale Of 3 Cities, The EP/Steve Coleman(As) and Metrics(Novus)(輸入盤) - Released 1995. Andy Milne(P), Reggie Washington(B), Gene Lake(Ds), Michael Wimberly(Per), Ravi Coltrane(Ts), Ralph Alessi(Tp), Utasi(Lyric), Sub-Zero(Lyric), Shahliek(Lyric), Kokayi(Lyric), Black Thought(Lyric), Najma Akhtar(Vo) - 1. Be Bop 2. I Am Who I Am 3. Science 4. Get Open 5. Slow Burn 6. Left To Right
タイトルからするとシングルの集大成のアルバムのようです。全体で6曲41分ほどと短めなアルバム。そして、完全にラップのアルバム。リズムはドラムンベースという感じのミックスですが、打ちこみではありません。リズムは比較的シンプルで分かりやすく4拍子で展開していて、そのために彼の個性が少々薄れている気も します。当然に楽器のソロよりもラップ中心で、シングルではジャズとしてではなくラップで売り出していたのかもしれません。1曲目はその名も「ビバップ」。出だしのみ昔の音をひろったという感じで、あとは完全なラップの曲。5曲目にナジマがヴォーカルで参加。と言っても、ラップの影に隠れてあまり前面に出ている感じはないので少々残念。 ただ、好みの問題だけで音楽性としてはいいのかも。
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