Resistance Is Futile/Steve Coleman and Five Elements
スティーヴ・コールマンのリーダー作。このアルバムからLabel Bleuに移籍しています。やはりフランスに縁が深いところを見ると、あちら方面では強力な支持があったものと想像されます。これはライヴアルバムで2枚組ですが、今までのアルバムもCDの長い収録時間のものが多くて、お腹いっぱいになるのですけど、当時はけっこう追いかけていました。これは国内盤で出ていました。国内盤もこのあたりまでは購入比率は高かったように記憶しています。そして、ジャズメン・オリジナルを独自のアレンジで聴かせているのも興味深いです。ここではAmbrose Akinmusireの名前を発見。こういうつながりもあったんですね。
Resistance Is Futile/Steve Coleman(As) and Five Elements(Label Bleu) -Recorded July 12 and 13, 2001. Jonathan Finlayson(Tp), Ambrose Akinmusire(Tp), Andy Milne(P), Anthony Tidd(B), Jesus Diaz(Per, Vo), Sean Rickman(Ds), Guest: Geoffroy De Masure(Tb) - 1. Wheel Of Nature 2. Beyond All We Know 3. 9 To 5 4. Change The Guard 5. Au-leu-cha 6. Law Of Balance/Figit Time 7. Resistance Is Futile(Limitation) 8. Hits/Straight No Chaser 9. Easy Living 10. Urban 11. Flint 12. Pad Thai 13. Straight Ahead 14. Reflex
邦題「狼煙」。フランスでのライヴで2枚組。ヴォリュームがかなりあって、まだまだ表現する事が無限にあるようです。ほとんどが彼らのオリジナルで、久しぶりの分かりやすい変拍子ファンク(変拍子ではない曲もあるようですが)が戻って来ました。どんよりと流れて行くようなファンクもあれば、切れ味の良いファンクもあります。そしてバラードの曲がこれまた研ぎ澄まされた演奏。間にチャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、マル・ウォルドロンといったジャズメン・オリジナルがはさみこまれていますが、これも彼ら独特の料理法。再演曲も何曲かあって、聴き比べると面白いかも。ラストに隠しトラックがあってこれもなかなかユーモラスで面白い演奏でした。やや聴く人を選びますが、新時代のジャズ(ファンク)を感じさせます。(02年2月10日発売)
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