Extra Special Edition/Jack DeJohnette
ジャック・ディジョネットのリーダー作で、彼のアルバムはこれで一段落。エクストラ・スペシャル・エディションというくらいだから今までの集大成のような気もしますが、やっぱりサウンド的には少し特殊かなあ。この後にその名前を冠したアルバムが今のところ出ていません。ボビー・マクファーリンが出ているのもこのアルバムの目玉かなとも。でも、好みの問題はあるかも。個人的にはギターのマーヴィン・スーウェルが独特の渋さを持っていて好きです。ここでもゲイリー・トーマスが参加していますし、次回からまた彼の参加作に戻る予定です。スペシャル・エディションというとECMの諸作が話題になりがちですが、国内制作のこのあたりのアルバムも、もっとスポットライトが当たってもいいかなあ、とも思います。
Extra Special Edition/Jack DeJohnette(Ds)(Somethin'else) - Released 1994. Michael Cain(P), Lonnie Plaxico(B), Gary Thomas(Ts, Ss, Afl), Bobby McFerrin(Vo), Marvin Sewell(G), Paul Grassi(Per) - 1. Numoessence 2. Elmer Wudd? 3. Then There Was Light 4. You Can Get There 5. Inside The Kaleidoscope 6. Ha Chik Kah 7. Seventh D 8. Rituals Of Spring 9. Liquid Over Tones 10. Speaking In Tongues 11. Summertime 12. Memories Of Sedona
ボビー・マクファーリンがゲストで大きくフィーチャー(1-6、10曲目)されています。1、4-5曲目のようにフリー・インプロヴィゼーションを思わせる曲もありますが、まとまりが見事。2曲目はベースパートをヴォーカルがとる部分もあり、アドリブで盛り上がります。緊張感のあるピアノとヴォーカルのデュオの3曲目、ラップ風でノリの良い6曲目、彼らにしてはシンプルな演奏の7曲目、メロディアスで美しい8曲目、エキゾチックな10曲目。11曲目だけ彼ら流のスタンダード。パーカッション中心で旋律がたゆたう12曲目でアルバムは幕を閉じます。ゲイリー・トーマスは1、4-8、10、11曲目に、マイケル・ケインは2-4、6-8、10-12曲目に参加。また、マーヴィン・スーウェルのギターが極めて個性的。
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