Irresistible Forces/Jack DeJohnette's Special Edition
ゲイリー・トーマスのサイド参加作。ジャック・ディジョネットはもう手をつけていたのですが、ブログに入ってないリーダー作のチェックはしていなかったので、今になっての登場です。スペシャル・エディションとしては久々のアルバムですけど、フロントに彼とグレッグ・オズビーを加えた編成で、なかなか新人発掘というか、見る目があったなあ、と今になって思います。このアルバムは再演曲も多めで、演奏の場面も各メンバーのソロというよりは、トータルサウンド的に聴かせるところも少なくなく、そういう意味では、進行を楽しむような作りにもなっています。しかしこのアルバムが今までブログになかったとは。
Irresistible Forces/Jack DeJohnette's Special Edition(Ds, Key)(Impulse) - Recorded January 1987. Mick Goodlick(G), Greg Osby(As, Ss), Gary Thomas(Ts, Fl), Lonnie Plaxico(B), Nana Vasconcelos(Per, Vo)- Introduction 1. Irresistible Forces 2. Preludio Pra Nana 3. Herbie's Hand Cocked 4. Osthetics 5. 47th Groove 6. Silver Hollow 7. Interlude/Ponta De Areia 8. Milton 9. 3rd World Anthem Conclusion
変拍子を多用したり斬新な事をやっても、やはりスペシャル・エディションと分かります。そこがジャック・ディジョネットの偉大なところ。自由なスペースは十分与えられていて、初参加のグレッグ・オズビーとゲイリー・トーマスの個性も光ります。曲はさまざま。1曲目はエレクトリックでノリが良く、印象に残る曲。メロディアスながらよく聴くと変拍子の2曲目、ハービー・ハンコックを題材にした?個性的な3曲目、彼のこれからがうかがえる複雑でエネルギッシュなグレッグ・オズビー作の4曲目。フュージョン的展開を見せる5曲目、きれいなメロディの6曲目。ミルトン・ナシメントの有名な曲が少し出たあと、8曲目に彼に捧げるブラジルの香りがするオリジナル。ボーナストラックの9曲目は爆裂?しています。けっこうな大作。
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