Libertango/Gary Burton
ゲイリー・バートンのリーダー作。このあたりのアルバムはひとまとめにして置いてあって、探すのは楽でした。便宜上ジャズにしてあるけど、モロに全曲アストル・ピアソラ集でタンゴのアルバムになっています。彼の録音歴の中でもタンゴの曲を収録したアルバムは、アストル・ピアソラと共演したアルバムがあって、かなり心酔しているんだな、ということが分かります。収録時間は71分と、けっこう長め。元々のタンゴにはないと思われるのはヴァイブラフォンだと思うのだけど、それがピッタリと全体のサウンドにマッチしているように感じます。こっち方面が好きな方にはおすすめです。
Libertango/Gary Burton(Vib)(Concord)(輸入盤) - Released 2000. Fernando Suarez-Paz(Vln), Marcero Nisinman(Bandoneon), Pablo Ziegler(P), Nicolas Ledesma(P), Horacio Malvicino(G), Hector Console(B) - 1. Libertango 2. Invierno Porteno 3. Escualo 4. Buenos Aires Hora Cero 5. Fuga Y Misterio 6. Milonga Del Angel 7. Michelangelo 70 8. Contrabajissimo 9. Fugata 10. Mumuki 11. Milonga Loca 12. Adios Monino
(00/04/12)ゲイリー・バートンによるアストル・ピアソラ集で、全曲がピアソラの曲。共演のミュージシャンも全員がタンゴ畑出身のようです。ピアソラの曲はタンゴとしてはけっこう現代的な感じがしますが、それでもやっぱりタンゴ。ジャズの要素はほとんどなく、タンゴの中にヴァイブラホンが溶け込んでいるという感じのサウンドで、ゲイリー・バートンの端正で綺麗な音がうまく全体にマッチしています。おそらく大部分は譜面に書かれたものでしょう。そのサウンドやメロディから漂う哀愁はかなりのもので、作曲者ピアソラの偉大さが今さらながらに分かります。聴いたことがある曲が多いのがうれしい。BGMにもじっくり聴くにも良い感じです。 ジャズファンよりは、おそらくタンゴファンに受けるのではないかと思います。
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