For Hamp, Red, Bags, And Cal/Gary Burton
ゲイリー・バートンのリーダー作。彼はもう引退してしまいましたが、この時期の彼のアルバム制作はいろいろと精力的にやっていて、今回はヴァイブラフォンの過去の名プレイヤーに捧げられたアルバムになっています。他のメンバーも複数使い分けて、メンバーもすごいし、やはりこの時期ジャズにとってもある意味黄金時代だったことは、疑いようがないですね。過去のプレイヤーに捧げられているとは言っても、アレンジやサウンドは昔の面影も少し残しつつ、やはり当時(今)の演奏で通してるような気がしています。一部ラグタイムのような演奏もありますが、そこはそれでなかなかいいんじゃないかと思います。
For Hamp, Red, Bags, And Cal/Gary Burton(Vib)(Concord) - Recorded May and June, 2000. Horacio Hernandez(Ds), Russell Malone(G), Christian McBride(B), Mulgrew Miller(P), Lewis Nash(Ds), Makoto Ozone(P), John Patitucci(B), Danilo Perez(P), Luis Quintero(Per) - 1. Afro Blue 2. Bag's Groove 3. Move 4. Midnight Sun 5. Flying Home 6. Django 7. Back Home Again In Indiana 8. Body And Soul 9. Godchild 10. Joao 11. Hole In The Wall 12. Dance Of The Octopus
邦題「グレイト・ヴァイブス」。ヴァイブラホンの名プレーヤー達に捧げられたナンバーで、メンバーがチェンジしつつ、過去の有名な曲を中心に演奏されています。けっこう聴きやすいサウンドかもしれません。いつもよりは温度感が高いかな、とも思えますが、聴けばやっぱり彼の音らしいという気にもさせてくれます。個人的には3、7、9曲目のラッセル・マローンとクリスチャン・マクブライドとのトリオでの演奏が、張り切っていて好き。特にギターがスゴい感じ。そして、ダニーロ・ペレスが参加する曲はやっぱりラテンっぽい。11-12曲目の小曽根真とのデュオはラグタイムっぽかったりしますが、なかなか一体感のある演奏を聴かせてくれます。ジョン・パティトゥッチは1、8、10曲目に参加しています。(01年2月21日発売)
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