Rhythm In Mind/Steve Coleman
スティーヴ・コールマンのリーダー作で、おそらくアルバムで聴くことができるオーソドックスなジャズでは初めての方では。彼は別なアルバムのライナーによると、譜面も読めてかなり器用だということで、こういうジャズの曲もある演奏も、意外でしたけど難なくこなせてしまいます。やはりフレーズを吹くと独特なところもありますが、こういうことができたことに驚きでした。ジャズでも彼らしい曲もありますし。まあ、割と大手のレーベルではあったので、1枚ずつちょっと趣向を変えて、というところもあったのかもしれませんけど。彼のアルバムが国内盤で出てた時期はもう少し続きます。やはりそれまではけっこう売れていたんだと思います。
Rhythm In Mind/Steve Coleman(As)(Novus) - Recorded April 29, 1991. Von Freeman(Ts), Kenny Wheeler(Tp, Flh), Kevin Eubanks(G), Tommy Flanagan(P), Dave Holland(B), Ed Blackwell(Ds), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Slipped Again 2. Left Of Center 3. Sweet Dawn 4. Pass It On 5. Vet Blues 6. Zec 7. Afterthoughts
ボン・フリーマンやトミー・フラナガンらベテラン陣との共演アルバム。彼らの活動からすれば珍しかったことですが、活動領域が広がりました。何とサド・ジョーンズの曲を、2曲(1、6曲目)も普通のフォービートでやっています。ケニー・ホイーラーやデイヴ・ホラン ドのような両刀使いもいて、面白い組み合わせ。ビートもジャズ寄りになっています。それでも2曲目などはスティーヴ・コールマンのペースで、ケヴィン・ユーバンクスも時々心持ちキレています。3曲目はオリジナルにしては非常にトミー・フラナガンのピアノがきれい。ボン・フリーマンもただ伝統だけの人ではなかった事を改めて認識。6曲目はギターもオーソドックスなジャズ・ギターなのが面白い。7曲目のバラードはホイーラーがメインになって、これまたきれい。
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