Drop Kick/Steve Coleman And Five Elements
スティーヴ・コールマンのリーダー作。メンバーも少しずつ代わってきてますが、このアルバムまではまだ知っているメンバーとゲストが多く出ています。次作からは大きく主要メンバーが代わっていくのですけど、それでも大きなサウンドの変化はないところがまたいい。M-BASE理論って、ちょっと理解が難しいものではありますが、それが中心になっているからなんだろうなあ、と思います。時代は’90年代に入ってますがこの頃もまだけっこう売れていた記憶があります。この数年後かな? 輸入盤だけでしか出なくなって、少し遅れて慌てて集め始めたものでした。ハードでありながらダンスミュージック的に聴こえるy変拍子ファンクって他ではなかなかないですね。
Drop Kick/Steve Coleman(As) And Five Elements(Novus) - Recorded January 1992. Andy Milne(P), James Weidman(P), David Gilmore(G), Reggie Washington(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds, Per), Special Guests: Cassandra Wilson(Vo), Michael Wimberly(Per), Lance Bryant(Ts), Don Byron(Cl, Bcl), Greg Osby(As), Camille Gainer(Ds), Meshell Johnson(B) - 1. Ramses 2. Drop Kick 3. Terra Nova 4. The Journeyman 5. Simbius Web 6. Dread Drop 7. Tschanz 8. Contemplation 9. Shift On The Fly 10. Bates Motel 11. Z Train
全11曲中、スティーヴ・コールマンの作曲ないしは合作は8曲。再びファイブ・エレメンツ名義のアルバム。相変わらずのスリルある変拍子路線は踏襲していますが、昔一緒だったメンバーがまた共演している事もあり、洗練されてきた面と、いい意味でのマンネリも少しあるかと思います。個人的には勢いのある9曲目が好み。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1、3-5、7-10曲目(やはり変拍子に関しては彼が一歩抜きん出ています。9曲目の変拍子ドラムソロはさすが。)に、カサンドラ・ウィルソンは4曲目(サックスとのユニゾンや掛け合いの印象的なスキャットの曲)に、ドン・バイロンは1、7曲目(7曲目のクラリネット・ソロはけっこういいぞ)に、グレッグ・オズビーは6、11曲目に参加しています。
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