New York Moments/Karin Krog, Steve Kuhn Trio
カーリン・クローグのリーダー作で、今日で彼女の紹介は終わり。最後になってやっと普通のジャズ・ヴォーカルのアルバムが出てきました。なぜこのアルバムを紹介していなかったのか分からないのですが、おそらくはブログ前夜だったからだと思います。相手はスティーヴ・キューンなので、悪かろうはずはありませんし。おそらくブログを読まれている方たちは、こういうアルバムを待っていたのでは、と思います。とは言いつつ、こういうアルバムのコメントに関しては他に適任者がいっぱいいると思うので、あまり内容には触れませんけど、今聴いてもいいなあ、と思える内容になっています。おすすめ盤。収録時間は53分。
New York Moments/Karin Krog(Vo), Steve Kuhn(P) Trio(Enja) - Recorded November 4-6, 2002. David Finck(B), Billy Drummond(Ds) - 1. The Meaning Of Love 2. Where You At? 3. Lazy Afternoon 4. It Could Be Hip 5. Speak Of Love 6. Canto Mai 7. Saharan 8. You Say you Care 9. Kaleidoscopic Vision 10. Missing Calada 11. Gloomy Sunday
スタンダード、スティーヴ・キューン作、プロデューサーのジョン・サーマン作の曲が適度にブレンド。広く好感度をもって受け入れられそうなアルバム。キューン作のしっとりした1曲目から、そのヴォーカルと歌伴のピアノの絶妙な優しいバランスでその世界に引き込まれていきます。2 、8曲目はノリの良い曲。意外にスタンダードは少な目ですが、聴いているとどの曲もおなじみの曲に聴こえてきます。カーリン・クローグのオーソドックスな歌い方も十分魅力的だけれど、3曲目のように静かな曲で、時折り見せる彼女の独特な旋律がゾクゾクきます。個人的にはしっとり系で繊細なキューン作の1、5、7曲目が好み。ラテン系のサーマン作の6 、10曲目もやや温度感が低いながら盛り上がります。他のサーマン作の4、9曲目も魅力的。(03年4月25日発売)
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