The Tao Of Mad Phat - Fringe Zones/Steve Coleman And Five Elements
スティーヴ・コールマンのリーダー作。ここでメンバーが大部分代わって、スティーヴ・コールマン中心のサウンドになってます。最初過去に聴いていた時はあまり気が付かなかったのですけど、ギターのデヴィッド・ギルモアがずっと参加していて、後から彼のリーダー作を集め始めた、間接的なきっかけはこのグループでした。意外なところに接点がありますね。今回はスタジオ・ライヴという形をとってますけど、メンバーが代わっても、このバンド演奏がけっこう好きでした。次作までは国内盤が出るのですが、その後は主に輸入盤でしか手に入らなくなります。日本での人気と連動していたような気も。
The Tao Of Mad Phat - Fringe Zones/Steve Coleman(As) And Five Elements(Novus) - Recorded May 6, 7, and 23, 1993. Reggie Washington(B), Andy Milne(P), David Gilmore(G), Oliver Jene Lake Jr.(Ds), Special Guests: Roy Hargrove(Tp), Kenny Davis(B), Josh Roseman(Tb), Junior "Gabu" Wedderburn(Per), Matthew Garrison(B) - 1. The Tao Of Mad Phat 2. Alt-Shift-Return, Collective Meditations I (Suite): 3. Change Of The Guard 4. Guards On The train 5. Relax Your Guard 6. All the Guards There Are 7. Enter The Rhythm (People) 8. Incantation 9. Laid Back Schematics 10. Polymad Nomads 11. Little Girl On Fire
スタジオ・ライヴ形式での録音。メンバーもだんだん入れ替わってきて、グループ名義ながらもスティーヴ・コールマンが中心になってきたのが特徴。リズム的には複雑な中にもはっきりしたリズムになってきたようです。ドラムのキャラクターか。サウンド全体もシンプルになった感じがします。1曲目は15分以上の大作で、サックス、ギター、ドラムと印象的なソロが続きます。2曲目は同じフレーズの繰り返しを強調。3-7曲目は組曲の構成で、連続してファンク調の短めの曲が続きます。8曲目と10曲目にゲスト参加あり。特に10曲目は3管編成。変拍子リズムにのって独特なアンサンブルを聴かせます。11曲目は彼らなりの語法でメロディアスなジャズができることを証明した曲だと思います。でも変拍子で途中からファンク。
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