CAB2/Tony MacAlpaine, Bunny Brunel, Brian Auger, Dennis Chambers
デニス・チェンバースの参加作。このシリーズ2枚目で、やっぱり聴いているとロックにサウンドが近いかなとも思えますが、あえてフュージョンのジャンルの感覚で聴いています。ギターとキーボードとある程度役割が分かれたので、余裕のある広がりのあるサウンドが多くなります。曲の提供数からバニー・ブルネルがリーダーともとれるのかなあ、という気もしますけど、音を聴いている分にはやはり4人対等な演奏ですね。この時期チェンバースがこういうアルバムをたくさん参加して残してくれたので、ハード・フュージョンの認知度も高まったのかな、という気もしています。果たしてどうなんでしょう。
CAB2/Tony MacAlpaine(G, Key), Bunny Brunel(B, Key), Brian Auger(Key, Org), Dennis Chambers(Ds)(Tone Center) - Released 2002. - 1. Decisions 2. Madeline 3. Dennis 4. For Joe 5. South Side 6. Song For My Friend 7. Temperamental 8. Top Spin 9. Wah Wah 10. Sunday
新たにブライアン・オーガーが加わって4人組になった演奏。メンバーが増えたせいか、ゆったりと余裕を持った曲が 多くなったような気がします。ただし、超絶テクニックの部分も少なくなく、相変わらずのファンク&ハード・フュージョンぶり。 曲はバニー・ブルネルが7曲、トニー・マカパインが3曲提供。 4人それぞれの演奏も楽しめるし、曲としても複雑だったりまとまりがあったり、スリリングだったりと楽しめる雰囲気があります。3曲目には「デニス」という曲があり、ドラムスは爆発はしないけれども曲は変拍子で、渋くてスゴいところを見せてくれます。5曲目は細かいベースのフレーズやユニゾンの部分が見事。やはりベース、ドラムスのボトムが安定しているので、それぞれがけっこうやりたい放題のソロでも安心。(02年6月26日発売)
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