No Problem/Sonny Rollins
トニー・ウィリアムスの参加作(リーダー作も含め)で、ブログアップしていないのはおそらくこれだけ。相変わらずエレキベースだし、ソニー・ロリンズの演奏もマイペースでやっているんだけど、それに合わせてドラムスを叩いているトニーは、けっこうブラインドでもあたるんではないかな、という個性的な音を出しています。何というか、バタバタした感じ。マイルスバンドでは合っていたと思うけど、ここではちょっと浮いた感じもしないでもありません。それでも、こういうメンバーが集まるのも貴重な機会なので、そういう貴重な1枚ということにしておきましょう。曲もけっこうマイペースで作っている感じです。
No Problem/Sonny Rollins(Ts)(Milestone) - Recorded December 9 -15, 1981. Bobby Broom(G), Bobby Hutcherson(Vib), Bob Cranshaw(B), Tony Williams(Ds) - 1. No Problem 2. Here You Come Again 3. Jo Jo 4. Coconut Bread 5. Penny Saved 6. Illusions 7. Joyous Lake
プロデューサーがソニー・ロリンズ自身というのが興味をひきます。ピアノレス・クァルテットの編成。バックのサウンドだけ聴くと当時のフュージョンと思えなくもないのですけれど。ボビー・ハッチャーソンとトニー・ウィリアムスの参加が目を引きますが、彼らの強い個性も、このアルバムでは例によってどこを切ってもソニー・ロリンズ節で、全編彼のペース になってしまっています。1曲目のタイトル曲は、時々4ビートになったりして、ギターやヴァイブラホンなども渋めなソロ。2曲目はポップスっぽい感じ。ボビー・ハッチャーソン作のマイナー調のカッコ良い3曲目、明るいカリプソの4曲目、テーマの繰り返しが印象的なボビー・ブルーム作の5曲目、短いバラードの6曲目。7曲目はゴキゲンなノリの良い明るい曲。(00年5月24日発売)
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