Someday/Marc Copland Quartet
新譜が1枚届いたので先に聴きます。個人的に大好きなマーク・コープランドの、クァルテット作品。下旬に発売予定が、早く届きました。彼の資質からするとECMあたりの方が向いていると思う(現に参加作ではあり)のですが、このようなクァルテットで、少し激しめな曲もやるとすると、どうしても他レーベルからということになります。彼にホーンが入るというイメージはあまりないのですが、今回はちょうどいい個性のサックスが入っていると思います。1曲目の出だしが少し冷たい感じもするアレンジの曲って、他ではないのでは。他にECMでBenjamin Lacknerのアルバムも出てますけど、クァルテットとしての好みという点でいくと、こちらの方がけっこう好みですね。
Someday/Marc Copland(P) Quartet(Inner Voice Jazz)(輸入盤) - Recorded January 11 and 12, 2022. Robin Verheyen(Ts, Ss), Drew Gress(B), Mark Ferber(Ds) - 1. Someday My Prince Will Come 2. Spinning Things 3. Dukish 4. Let's Cool One 5. Round She Goes 6. Encore 7. Day And Night 8. Nardis
(22/11/12)マーク・コープランド作が2、5、7曲目、Robin Verheyen作が3、6曲目で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。収録時間は59分。コープランド独特の、ちょっとヒヤッとした、叙情的なサウンドが特徴です。サックスはそれに比べて既成曲では柔らかく、暖色系。その取り合わせが1曲目のタイトル曲からもにじみ出ていて、興味深い。4曲目のセロニアス・モンク作、8曲目のマイルス・デイヴィス作もそう。ただ、オリジナルの2曲目は、ややアップテンポでシリアスで緊張感を伴い、スリリングでもあり。5曲目は4ビートではないけど、鋭い切込みのある感覚のジャズ。7曲目は4ビートだけど、印象は似ている。Verheyen作の方は基調は同じながらも、穏やかな感じが支配している気も。好みのクァルテット。
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