Far Star/Gilad Hekselman
来ている新譜も、これで一段落。5月の新譜をやっと購入。コロナ禍の時は多重録音で、時に共演者の演奏をかぶせてアルバムを出すミュージシャンが多かったけど、これもその1枚。クリス・ポッターも完全一人多重録音でアルバムを出していたっけ。これはうまくいく時とあまりそうでもない時があって、なかなか難しい。ギラッド・ヘクセルマンはギターがかなりうまいだけに、キーボードとかベースのフレーズやアレンジの仕方がちょっと気になってしまったりして、曲がいいのが多いので、ぜひ、ライヴとかで、生のミュージシャンの演奏が聴きたいなあ、と思えたアルバムでした。あと、一部フランスでも録音があったようですね。
Far Star/Gilad Hekselman(G, Key, B, Per, Voice, etc.)(Edition Records)(輸入盤) - Recorded March 2020 - June 2021. Eric Harland(Ds on 1-3, 5-6), Sai Maestro(Key on 2), Nathan Schram(Viola, Vln on 4), Oren Hardy(B on 4), Alon Benjamini'Ds, Per on 4), Nomok(Key on 7), Amir Bresler(Ds, Per on 7), Ziv Ravitz(Ds on 8) - 1. Long Way From Home 2. Fast Moving Century 3. I Didn't Know 4. Far Star 5. Magic Chord 6. Cycles 7. The Headrocker 8. Rebirth
(22/10/17)録音のうち、’20年12月まではイスラエルで、それ以降はニューヨークでの録音。収録時間は47分。ギラッド・ヘクセルマンの多重録音が中心なので、いわゆるコロナ禍での多重録音という性質を持っているのだろうか。彼の作曲のうち、共演者がCo-productionとなっている場合があるので共作の曲もあると思います。この時期、多くのミュージシャンが多重録音をやっているので、そういう意味では自然な流れ。彼のギターは相変わらず冴えていますが、あとは共演者の力量にかかっている感じ。曲はいろいろな傾向のものがごった煮的に入っていますけど、それを彼の多重録音の、主にキーボードとベースで統一感をとっています。それぞれの曲のエッセンスはけっこうだけど、やはり多重録音が少しネック。
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