Barefoot On The Beach/Michael Franks
マイケル・フランクスのブログ空白期に、重要な移籍アルバムが出ていますね。ウィンダム・ヒル・ジャズですが、いつものウィンダム・ヒルのシンプルさとは違い、豪華なミュージシャンを入れ替わりで、贅沢に使っているのが特徴です。改めて、メンバーを見るとすごいことになっています。それでも、彼のヘタウマな歌はいつもの通りなんですけど。私は初期のメジャーアルバム3枚時代から、割とリアルタイムでファンになっていたのですけど、その後の彼のアルバムは、歌のないフュージョンと同じような感覚で聴いています。そこがファンをけっこう続けられた理由かも。最近は新譜がないようですけど。ただ、このレーベルではこの1枚で終わっているようです。
Barefoot On The Beach/Michael Franks(Vo)(Windham Hill Jazz) - Released 1999. Will Lee(B, Vo), Charles Blenzig(Key, Prog), Chris Hunter(As, Fl), Jay Azzolina(G), David Charles(Per), Carmen Cuesta(Vo), Jimmy Haslip(B, Key), Shawn Pelton(Ds), Chris Palmaro(Key), Jeff Mironov(G), Bashiri Johnson(Per), Bob Mintzer(Ts), Valerie Simpson(Vo), Brian Dunne(Ds), Mike Ricchiuti(Key), Andy Snitzer(As, Ts), Jim Hynes(Flh), Birch Johnson(Tb), David Mann(Fl), Wolfgang Haffner(Cymbal Rolls), Chuck Loab(G), Steve Gadd(Ds), Steve Khan(G), Dave Samuels(Vib), Larry Lunetta(Tp), Michael Brecker(Ts), Lani Groves(Vo), Bob James(P), John Patitucci(B), Randy Brecker(Tp), Jim Beard(Strings), Tawasha Agee(Vo), etc - 1. Beafoot On The Beach 2. Heart Like An Open Book 3. Now Love Has No End 4. The Fountain Of Youth 5. When You Smiled At Me 6. Double Talk 7. Every Time She Whispers 8. Why Spring Ain't Here 9. A Walk In The Rain 10. Mr. Smooth 11. Like Moon Behind A Cloud
移籍第一弾ですが、曲によってミュージシャンが入れ替わる豪華さはマイケル・フランクスのいつものパターン。これでもか、と言わんばかり。プロデューサーはチャック・ローブとジミー・ハスリップが曲ごとに担当。前作よりもポップになったかなという印象ですけれど、ちょっと肩の力が抜けたAOR(これも死語かな?)路線は相変わらずです。どこを切ってもマイケル・フランクス。ヴォーカルや曲中心に聴いてもよし、ミュージシャンのソロに焦点を当てた聴き方もよし、BGMにしてもよし。ただしジャズのアルバムかと言うと、4ビートっぽい曲があってもやっぱりポップスのアルバム。マイケル・ブレッカーは5曲目に、ボブ・ジェームスは6曲目に、ジョン・パティトゥッチは6、9曲目に、ランディ・ブレッカーは9曲目に参加。(99年6月23日発売)
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