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2022/10/26

Last Decade/Benjamin Lackner

2736 ECMの新譜が届いたので、聴いていきます。最初、アルバムジャケットがけっこう渋いので、ハードだったらどうしようかと思ったのですが、いざ聴いてみると、哀愁系だしメロディアスな曲、演奏のピアニストだったのでホッとしました。どこかで聴いたこともあるような、とも思ったのですが、メーカーのインフォメーションをネットで見てみると、師匠はやっぱりブラッド・メルドーだったんですね。その静かな部分を抽出して、そこに自分の個性を加えたような演奏でした。彼のアルバム、まだECMからこれからも出るんじゃないかな。実は食わず嫌いで聴くのが1日遅れた、ということもあるのですけど、このアルバム、いいですねえ。

 

Last Decade/Benjamin Lackner(P)(ECM 2736)(輸入盤) - Recorded September 2021. Mathias Eick(Tp), Jerome Regard(B), Manu Katche(Ds) - 1. Where Do We Go From Here 2. Circular Confidence Camino CIelo 4. Hung Up On The Ghost 5. Last Decade 6. Remember This 7. Open Minds Lost 8. Emile 9. My People

(22/10/24)ベース・ソロの8曲目のみJerome Regard作で、他は全曲Benjamin Lackner作。収録時間は41分。哀愁系のメロディアスなピアニストのようで、レーベルの範疇では、やや普通にビート感のある曲も含め、あまりクセのない、流れに乗っている音楽を奏でています。1曲目の冒頭からつかまれてしまうその響きは、トランペットのMathias Eickとも相性が良く、彼の出身が分かるような、ECMにしては分かりやすいメロディでアルバムは進んでいきます。4曲目はやや元気だけど、陰影のあるサウンドにこだわりか。タイトル曲の5曲目はいくぶん地味だけど、渋いバラード。7曲目はピートがはっきりしている8分の6拍子で、これはドラムスがマヌ・カッチェだからか。聴きやすい美しめのヨーロッパジャズに浸るにはいい。

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