In Pursuit Of The 27th Man/Horace Silver
マイケル・ブレッカー(とランディ・ブレッカー)の割と初期の参加作。何とブルーノートでホレス・シルバーのアルバムに参加していたんですねえ。いわゆるジャズ・ロック時代のアルバムなんですが、このCDが見つからず、ストリーミングでも探せませんでした。彼らのファンで、このアルバム、持っている人がどれぐらいいるかなあ、と思うような意外なところへの登場ですが、ブレッカー・ブラザースの萌芽を感じさせる演奏も入っていて、興味深いです。この時代のブルーノートはあまり人気が無いようですが、某大手通販には在庫がありました。ジャズロックなので、好みは分かれるとは思いますけど、探してみてください。
In Pursuit Of The 27th Man/Horace Silver(P)(Blue Note) - Recorded October 6 and November 10, 1972. Randy Brecker(Tp, Flh), Michael Brecker(Tp), David Friedman(Vib), Bob Cranshaw(B), Mickey Roker(Ds) - 1. Liberated Brother 2. Kathy 3. Gregory Is Here 4. Summer In Central Park 5. Nothin' Can Stop Me Now 6. In Pursuit Of The 27th Man 7. Strange Vibes
ホレス・シルヴァー作は7曲中5曲(3-7曲目)。ジャズロック的な時代の名盤というか、メンバーが面白い。エレキ・ベース。8ビートというかボッサというか、その流れの中を2人のブレッカーがソロを吹きまくる、まんまブレッカー・ブラザースという感じのパターンの1曲目、5拍子でヴァイブラフォンが華麗に舞うようなメロディの2曲目、ロックビートに乗せてやはりホーンが活躍している、この時代を感じさせる3曲目、都会的でスマートな旋律を持った、場所を想定させるようなワルツの4曲目、8分の6拍子のブルース・ライクな演奏が面白い、陽気な雰囲気の5曲目、モード的な暗さのサウンドのラテンノリのタイトル曲の6曲目、ゆるいファンクノリのブルース的な部分も感じられる7曲目。ブレッカー兄弟の参加は1、3、5曲目。 (03年1月22日発売)
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