The Heart Of Things Live In Paris/John McLaughlin
昨日に引き続き、ジョン・マクラフリンのグループで、これはライヴになっています。収録時間は77分と1曲が長め。このバンドはライヴの方がいいかなあ、と思うのですけど、どうでしょうか。曲も前作のダブりもありますけど、ライヴになってどう変わったかも興味深いところ。まあ、勢いがあっていいですね。マシュー・ギャリソンとデニス・チェンバースの組み合わせだったら、エネルギーを浴びることもできますし。昔は何度も聴いたアルバムですが、最近は体力がないせいか、久しぶりになってます。でも、今聴くと意外にマイルドな部分も。他でも書いてますけど、こういうライヴを観ることができたらなあ、と思います。これももう30年以上前になるんですね。
The Heart Of Things Live In Paris/John McLaughlin(G)(Verve) - Recorded 4 and 5, 1998. Dennis Chambers(Ds), Gary Thomas(Ts, Ss), Mathew Garrison(B), Otmaro Ruiz(Key), Victor Williams(Per) - 1. Seven Sisters 2. Mother Tongues 3. Fallen Angels 4. The Divide 5. Tony 6. Acid Jazz
スタジオ録音と3曲ダブっています(1、3、6曲目)が、こちらの方はやはりライヴならではのエネルギーがあります。大半の曲が10分を超える長尺の演奏。ハードなフュージョン(ファンク)の曲が多いですが、ジョン・マクラフリンの速いパッセージが聴いていて気持ち良い。メロディアスでギターとサックスのかけ合いも見事な1曲目、とにかく疾走感はただものでない2曲目、スローでスペイシーながら不思議な雰囲気の3曲目、ゲイリー・トーマス作で彼の土俵に引き込んだサウンドの4曲目。5曲目はトニー・ウィリアムスに捧げた曲で、デニス・チェンバースのドラム・ソロが見事。6曲目は前半が意外に抑制の効いている「アシッド・ジャズ」ですが 、後半になってギターはけっこうロックして盛り上がっています。(00年3月29日発売)
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