Works For Me/John Scofield
ジョン・スコフィールドのリーダー作が続きます。1枚ごとに異なるアルバムを出しづつけてくれて、飽きさせないですね。今回はオリジナル曲での、有名なサイドメンを擁したジャズのアルバムですし、なかなか聴かせてくれますね。スタンダードも聴きたくなくもないけれど、いろんなリーダー作があるので、これはこれでいいかと。ピアノにブラッド・メルドーですし、その他、みんな知ってるぜ、という方が多いアルバム、そんなにあるもんじゃありません。でも、ギターは相変わらずのマイペースだし。ブラインドでも分かるくらいの個性なので、もう好きなようにいろいろやってくれ、と当時は思ったものでした。
Works For Me/John Scofield(G)(Verve) - Recorded January 6-8, 2000. Kenny Garrett(As), Brad Mahldau(P), Christian McBride(B), Billy Higgins(Ds) - 1. I'll Catch You 2. Not You Again 3. Big J 4. Lose Canon 5. Love You Long Time 6. Hive 7. Heel To Toe 8. Do I Crazy? 9. Mrs. Scofield's Waltz 10. Six And Eight 11. Freepie 12. This Thing
それにしてもスゴいメンバーが集まりました。彼のオーソドックスなジャズの編成のアルバムは珍しいのですけれど、聴いてみると全曲オリジナル(11曲目はフリー・インプロヴィゼーションのようです)だし、やっぱりウネウネくるジョン・スコ節のギターがさえわたるアルバムでした。ドラムが一番オーソドックスですが、アルトもピアノもヒトクセある(何と言ってもケニー・ギャレットとブラッド・メルドー)ので、聴いていて楽しいです。ただし彼らが全開でブチ切れているわけではなく、ある程度の抑制は効いていながらも、うまくバランスをとって進んでいくようなサウンド。こういうジャズもあってもいいし、私は好き。それでも結局、一番印象に残るのはギターです。そのあたりは、さすが。12曲目はボーナス・トラック。(01年1月17日発売)
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