Well To The Bone/Scott Henderson
スコット・ヘンダーソンのリーダー作に行きますが、ゲイリー・ウィリスとの双頭バンドだったトライバル・テックはもうブログアップしてあるので、リーダー作の残りはこれ1枚。彼の3枚目?のブルースのアルバム。当時はトライバル・テックのハードコア・フュージョン的なサウンドが好きだったので、なんでブルース?と思いましたけど、今聴くとなかなかいいですねえ。ヴォーカルの入っている曲もあるし、ギターは相変わらずのバカテク的なところもあるし、素直でないところもたまにあるしで、そういうところが良かったんだなあ、と改めて思いました。でも、今までも何回も聴いてないこともあって、ちょっともったいないかなあ、とも。
Well To The Bone/Scott Henderson(G)(Victor) - Released 2002. Kirk Covington(Ds), John Humphrey(B), Thelma Houston(Vo), Wade Durham(Vo), Scott Kinsey(Per) - 1. Lady P 2. Hillbilly In The Band 3. Devil Boy 4. Lola Fay 5. Well To The Bone 6. Ashes 7. Sultan's Boogie 8. Dat's Da Way It Go 9. That Hurts 10. Rituals
基本がギター・トリオの、ロックやブルース指向の強いアルバムで、ジャズ・フュージョン度はほとんどありません。当然ですが、ギターを中心に聴けるのがうれしいところ。サウンドが外向的であまりひねくれておらず、けっこう気合いが入っています。ただ、曲の方は素直なブルースでもないようです。全10曲中5曲がヴォーカル入りの曲というところも特筆すべき点かも。2曲目はカントリー・フレイバーもありますが、けっこう爆発度は高いです。3曲目は渋めで、おお、ギターはそうきたか、けっこうやるねえ、という感じ。6曲目は個性的なギターの、前半やや静かで後半盛り上がる曲。曲によってエキゾチックだったり、さまざまなカラーがあります。アルバムの最後まで聴き通すにはちょっと体力がいりますね。(02年9月21日発売)
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