Ocean/Charles Lloyd Trios
チャールス・ロイドのトリオ第2弾。新譜が来たので先に聴いていきます。トリオで3枚アルバムを作って、それが全部メンバーが違うというなかなか面白い企画をやっています。個人的には1作目のビル・フリゼールの参加作も好きだったのですが、今回のアルバムのように、ジャズも感じつつ、曲によってはECM的な世界も持っているようなサウンド、けっこう好きですねえ。そしてジェラルド・クレイトンのピアノが、こういうある程度静かな場面にあっても、自在にそのサウンドを変化させていって、全体のコントロールをしているような雰囲気もなかなかいいと思います。こうなってくると3作目も楽しみですね。
Ocean/Charles Lloyd(As, Ts, Afl) Trios(Blue Note)(輸入盤) - Released 2022. Gerald Clayton(P), Anthony Wilson(G) - 1. The Lonely One 2. Hagar Of The Inuits 3. Jaramillo Blues (For Virginia Jaramillo And Danny Johnson) 4. Kuan Yin
(22/09/25)全曲チャールス・ロイドの作曲。メンバーを替えての3部作の2作目。収録時間は41分。1曲目は静かな場面から音が浮かび上がり、時折り情念を感じるような、ECMに近いようなサウンド。フリーと言うほどではないけれど、自由に空間を泳いでいるような印象。その中を、時にロイドは速いパッセージも使って、ゆったりと進んでいく雰囲気。こういう編成なので、比較的スローな曲が中心ですが、それがピッタリとしていて、変化に富んでいるけど全体的に流れていくようなピアノがバックで、聴いていて心地よい。2、3(こちらはブルース?)曲目はよりジャズしていたり、曲によって色合いが違い、このあたりは渋さと華やかさがあります。4曲目は8ビートながらドラマチックでもあり、引きこまれる要素を感じる演奏。
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