If Trees Could Fly/Marc Johnson, Eric Longsworth
これはリーダー作に入れても良かったんではないかと思うのですが、2人連名のため競演作、という位置付けです。ベースとチェロとのデュオなので、聴き手を選ぶかもしれないなあ、と思います。先に輸入盤で入手したのちに、国内盤で、確かキングの低音シリーズか何かで出たはずです。こういうアルバムがECMからではないところがミソで、その分賑やかな面もあります。やっぱりトータルとしてはジャズのサウンドということになろうかと。それにしても、この2つの楽器で、いろいろな奏法を交えて演奏しているため、個人的には飽きることはありません。ある意味冒険だとは思いますけれども。そして、好みはいろいろあると思いますけど。
If Trees Could Fly/Marc Johnson(B), Eric Longsworth(Cello)(Intuition) - Recorded November 26, 1996 and June 12, 1997. - 1. Reve-a-ca 2. A Blues 3. Ton Sur Ton 4. Dancin' To The Coffee Machine 5. Lullaby 6. Longworld 7. Au Clair De La Femme 8. Spanish Fly 9. Her Majesty (The Turtle) 10. Seulement 11. Ton Sur Ton - Reprise
(99/05/02)全曲彼らのオリジナルで、ほとんどがチェロのエリック・ロングスワースの作曲。ベースとチェロという変わった編成のデュオです。ECMのように空間を生かしたサウンドしかないだろうと思っていたら、意外にジャズっぽいサウンドのようで、思わず体が動いてしまうような曲も。弦をかきならす場面もあり、しかもそのノリやインプロヴィゼーションはどう考えてもジャズ。曲によって、チェロやベースはアルコ奏法(ボウイングというのか)も駆使して、いろいろなサウンドを聴かせてくれます。それでもクラシカルというよりはジャズ的な雰囲気。視覚的に様々な風合いを見せてくれるかのような演奏です。これらの楽器でここまでやれば立派ですが、 低音楽器のみで勝負しているため、聴き手を選ぶかも。(02年2月28日発売)
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