Voices/Masahiko Togashi
トランスハートレーベルの手持ちのアルバムを録音日の順番に。実は富樫雅彦のアルバム、CDではけっこう持っているのですが、あまり紹介する機会がなかったでした。と思ったら、すでにサイド参加作含めて18枚ぐらいブログにありました。時間があれば、手持ち全部やってみたいもののひとつですが、内容がフリー、またはそれに近いものが多いので、先延ばしにしています。今日のアルバム、1曲目は4ビートを刻んで少しオーソドックスに近いサウンドなので、接しやすい面もあるかもしれません。スティーヴ・レイシーも参加しているので、一度聴くチャンスがあれば、聴いてみてもらいたいアルバムの1枚です。富樫のアルバムはストリーミングが少ないのがちょっともったいない。
Voices/Masahiko Togashi(Per)(Transheart) - Recorded June 14, 1988. Steve Lacy(Ss), J.J. Avenel(B, Calimba) - 1. Door 2. Orange 3. Action 4. In The Pot 5. Cliche
Pan Musicのものの再発。5曲中3曲が富樫雅彦の、2曲がスティーヴ・レイシーの曲。トリオの演奏部分も良いですが、どの曲にもあるパーカッションのソロになると世界が変わるようで、緊張感が漂います。全体を通して爆発することなく、やや穏やか。1曲目は4ビートを刻んでいて、ややオーソドックスな感じで珍しいかもしれません。3人の絡み合いが面白い。2曲目は、より自由な展開の中をサックスがメロディアスに泳ぎまわります。モンクを思わせるような印象的なテーマの3曲目もインプロヴィゼーション度は高く、4曲目はやや盛り上がり型か。5曲目では、J.J.アブネルが前半にカリンバに持ち替えての演奏。後半はベースに戻ってトリオで盛り上がります。ただ、このアルバムもフリーの範疇か。(00年5月24日発売)
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