Seven Songs/Fredy Studer
次はミロスラフ・ヴィトウス参加作が2枚。このアルバムをどうやって入手したのか、今ではよく覚えてないですが、個人サイト的なCDショップからネット販売で購入したような気がしています。持っていること自体が謎。比較的大編成のエスニックな雰囲気の曲が多く、しかもエレクトリック・ベースとの2人で参加することも多いので、彼の露出度は、多いというほどではないですが、それでも彼らしいソロが出てくるところはあります。ジャズともフュージョンともつかないようなサウンドで、ウェザー・リポートをもっと混沌化させたらこういうアルバムになるのかなあ、という気もしています。不思議なアルバム。
Seven Songs/Fredy Studer(Ds, Gongs)(Intuition)(輸入盤) - Recorded between August 12, 1982 and January 27, 1988. Trilok Gurtu(Per, Voice), Miroslav Vitous(B), Nana Vasconcelos(Per, Voice), Charlie Mariano(Sax, Fl), Dom Um Romao(Per, Voice), Rosko Gee(B), Rainer Bruninghaus(Key, P), Christy Doran(G), Helmut Zerlett(Key), Tamia(Voice), Stephan Wittwer(G) - 1. Sans Titre 2. Ein Blindenhund Und Ein Spazierhund 3. Bellydance On A Chessboard 4. Hajime! 5. Sol Y Sombra 6. I Don't Hear Anything 7. S.F.K.
(02/02/02)豪華なメンバーが参加していて、しかも編成が大きいアルバム。パーカッションやヴォイスのメンバーが多いためか、エスニックなサウンドの要素もけっこう強いジャズ・ロックです。しかもそのエスニックさも、出身国がカラフルなので国際色が豊か。特にタミアの突き刺さるようなヴォイスが印象的。そして、適度にアヴァンギャルドな魅力があります。ミロスラフ・ヴィトウスが全曲に参加しているのですが、大部分の曲ではエレクトリック・ベースとの2人で演奏。チャーリー・マリアーノのサックスやクリスティ・ドランのギターもそのカラフルなサウンドに、さらに彩りを添えています。時間をかけて作った大作アルバムだということが伝わってきますが、ややマニア受けか。ECM系のミュージシャンも多く参加。
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