Soaring Through A Dream/Al Di Meola Project
ちょいと寄り道して、アル・ディメオラを。このアルバムは日本盤も出ていたようですが、私は買いもらしていて、後から輸入盤を買っています。やはり彼のアルバムというと、前期のSony盤が売れているし、有名なアルバムが多いので、そっちの方に目が行くのですが(実は私も)、その後も、けっこう渋くていいアルバムが多いです。やや地味な印象もありますけどね。これは当時Manhattanレーベルに録音した3枚中の2枚目です。少しミステリアスで、ヴォーカルも入っていて民族色がある程度ありますね。ストリーミングでは残念ながら見つけることができませんでしたが。これも久しぶりに聴いて、こういう世界もあったんだなあ、と気づかせてくれます。
Soaring Through A Dream/Al Di Meola(G) Project(Manhattan) - Released 1985. Airto Moreila(Per, Vo), Danny Gottlieb(Ds), Phil Markowitz(Synth, P), Chip Jackson(B) - 1. Capoeira 2. Traces (Of A Tear) 3. Broken Heart 4. July 5. Marina 6. Soaring Through A Dream
(99/02/21)邦題「夢幻飛行」。全曲アル・ディメオラの作曲。プロジェクト名義第一弾ですが、テクニックよりも曲で聴かせるアルバムかも。アコースティック色も強く、渋い。アイアート・モレイラが参加しているからか、ブラジル色がこのアルバムでも出ています。また、ギターシンセサイザーの使用もあり、パット・メセニーとの共通点も見え隠れ。ブラジル的なヴォーカルも入って哀愁漂うドラマチックな進行の1曲目、静かにゆっくりと盛り上がって、これまたドラマ性のある2曲目、切ない音世界を繊細にていねいに奏でている3曲目、ビートが効いているロックノリで7拍子系の4曲目、メロディが流れていくような5曲目、まさに夢の中を漂っているような、ヴォーカル入りで哀愁と物語性のある12分台のタイトル曲の6曲目。
« Passing In The Silence/Masahiko Togashi | トップページ | Winter Nights/Al Di Meola »
「音楽」カテゴリの記事
- Spirit Fall/John Patitucci(2025.03.10)
- Skrifum/Jon Balke(2025.03.09)
- Lullaby/Mathias Eick(2025.03.08)
- Winter Poems/Yuval Cohen Quartet(2025.03.07)
- Just/Billy Hart Quartet(2025.03.06)
「フュージョン・ファンク」カテゴリの記事
- ユニコーン/中村照夫グループ(2025.03.04)
- ’24年の私的ジャズベスト3(2024.11.21)
- Echoes And Other Songs/Mike Stern(2024.09.19)
- Opera 8/Claudio Scolari Project(2024.05.10)
- The Third/Plastic Dogs(2024.05.06)
« Passing In The Silence/Masahiko Togashi | トップページ | Winter Nights/Al Di Meola »
コメント