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2022/07/02

Wagner E Venezia/Uri Caine Ensemble

Uriwagnerユリ・ケインの、アルバムの量産期になる、というくらい短期間のうちにたくさんアルバムを出している時期の1枚。これは完全にクラシックのアルバムなんですけど、彼自身で小編成にアレンジし直しています。前作「ウルリヒト」のようにいろいろなジャンルをぶち込むということは、今回は全くないんですけど、クラシックの世界でもちゃんとアルバムを作れるのは、世界でも数少ない中のひとりでしょう。しかもアレンジしまくりというのは、かなりチャレンジングなようにも見えますし。クラシックファンなら原曲と比べて聴いてみると面白いかもしれません。彼の八面六臂の活躍には驚きを隠せません。

 

Wagner E Venezia/Uri Caine(P) Ensemble(Winter & Winter) - Recorded June 6-9, 1997. Mark Feldman(Vln), Joyce Hammann(Vln), Erik Friedlander(Cello), Drew Gress(B), Dominic Cortese(Accordion) - 1. Liebestod(Tristan Und Isolde) 2. Ouverture(Tannhauser) 3. Ouverture(Lohengrin, 3 Akt) 4. Prelude(Tristan Und Isolde) 5. Ouverture(Die Meistersinger Von Nurnberg) 6. Der Ritt Der Walkuren 7. Ouverture (Lohengrin, 1 Akt)

ジャンルはクラシック/室内音楽。しかもライヴ。オーケストラの曲をを6人編成でアレンジした演奏とのことで、内容はワーグナーそのもの。ただし、オーケストラの曲を室内楽風にアレンジしてしまう事も、けっこうなチャレンジだとのこと。たしかにある程度重厚な響きをもたせたまま、うまくアレンジしてあります。そして、ワーグナーの曲の中でもけっこう有名なものばかりだとか。マーク・フェルドマンやドリュー・グレスの名前はジャズでも見かけるので、ヨーロッパではクラシックが身近な音楽なのでしょう。ジャズ度は全然ないものの、たまに聴く分には、けっこう耳あたりも良く聴くことができます。そして、意外ですがアコーディオンのサウンドがうまくマッチしています。 ユリ・ケインの全方向性がうまく出たアルバム。

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